『ビリオンズ(Billions)』シリーズ1-5 ザ・グッドライフ
『ビリオンズ(Billions)』シリーズ1-5 ザ・グッドライフ
アクセルロッドが不在の間、アックス社の舵を取る羽目になったワグスとウェンディ。一方チャックは捜査を強化し、驚きの逮捕に結び付ける。(Netflix)
★参考★『ビリオンズ(Billions)』シリーズ1の詳しいあらすじ一覧はコチラ
*【ボビー家の家族旅行のお話】
『ビリオンズ(Billions)』シリーズ1-5では、ボビーが卵農家からいい卵を選別しながら購入しているシーンから始まります。自転車に乗っているボビーです。(こういう場面はとても珍しい、貴重な場面です♡)
普段はシェフが朝食を作るが、その日はボビーが「おばあちゃんの直伝のダイナーの名物料理だよ」
料理をふるまう。
息子が、「でもおばあちゃんはウェイトレスだよね?」と(さすが、ボビーの息子です。鋭い指摘!)
するとボビーは「厨房も手伝ったんだ」と。
ボビーが作った料理は、シナモンが決めてらしい。
↑
卵とシナモンと聞けば、フレンチトーストかな?とかってに想像していますが、ドラマの中に映るお皿には、3シュルぐらいの料理がのっているので、なにかは特定できずでした(^-^;
※ここでのダイナーは、そのお店の名前かどこかの地域のことなのか、よくわかりませんが、ダイナーで検索してみましたので、参考までに引用しておきます。
ダイナー(英: diner)は、北アメリカに特有のプレハブ式レストランである。特にニュージャージー州、ペンシルベニア州、ニューヨーク州に多く、またアメリカ合衆国北東部やアメリカ合衆国中西部の各地域で多いが、米国全土およびカナダ全土でも見られる。プレハブ式ではない一般的な建物であっても、伝統的なダイナーの料理に類似する料理を供するレストランがダイナーと呼ばれることもある。ダイナーの主な特徴は、アメリカ料理を中心とした幅広いメニュー、一見してそれと判る外観、気取らない雰囲気、店内にカウンターがあること、深夜営業である(Wikipedia)
このあとに、ボビーは、家族旅行を提案する。
ただ、ララとしては急なことだし、夏はレストランも忙しいので調整が必要と。
仕事一筋だったボビーは「必死に働いても、したいことができなければ意味がない」と。
↑
そうなの!そうなの!とうなづいてしまいますよね!!
場面は変わり、ボビーは、息子二人を連れて遊園地へ。
息子二人を置いて、すぐ近くの射的場へ行き、そこへ、ホールもやってきて、射的を話しながら二人は会話する。
ホールから、ここにはFBIがいると忠告するとボビーは「怪しい。どうか変な感じがした」と気づいていたのだった。
ホール「相手(検察側)は、よほど必死か、その日が近づいているのか(ボビーの逮捕のこと)」と。
ボビー「これから家族旅行へ行く」
ホール「デッカーがらみの社員(ダラー・ビル)は信用できるのか?」
ボビー「ああ」「だが、追い詰められたらわからない」とも答えるのだった
ホール「人の中身は同じだから、突然重圧を受ければ、いつかは壊れる」と。
ボビー「君が怖くなるよ」
などと会話したのでした。
船が完成したので、すぐ近くまでボートで見に行くボビー。
船名は「THE GOOD LUCK」
↑今回の1-5のタイトル そのまま
いよいよ完成した船に試乗しようというとき、ネットニュースが届く。
それは、「ムンディア・テルの幹部が不正会計で起訴」という記事。
⇒*【アックス・キャピタル閉鎖?】の※①※へ続きます。
*【アックス・キャピタル閉鎖?】
『ビリオンズ(Billions)』シリーズ1-4のラストで、ボビーは「おれは抜ける」と言い、いずれは全部売却することになるけれど、とりあえずそれぞれの社員が5%ずつ持ち株を手放すように、ワグスに指示。
今回シリーズ1-5では、ボビーはすでに会社に顔を出さないで、ワグスに任せているような状態になっていた。
ワグスが電話するとボビーは「まず通信株から売却し、次はハイテク株を売るように。うまく傷つけすに売れ」と。
「投資家たちが聞いたら大騒ぎになる」をワグスは心配するも、ボビーは「お前から電話して伝えろ」と。
ワグスは、なんて説明したらいいのか聞くと、「うちは閉鎖するから他の探すように言って」と
ボビーの指示を受けてワグスは社員に清算を続けてくれというも、
「今稼ぎ時なのに」「業績が黒字なのになぜ?」と反発。
ワグスは「撤退はしない。ゆっくり縮小する。だから市場を脅かさないよう、外部に漏らすな。盆栽を手入れするように、繊細にやれよ」と。
↑このように、時々、日本文化も紹介されています
ある日、新聞記者のマイクが、チャックを訪ね、アックス社の解散の噂があり、持ち株を清算していることを告げる。
チャックは、「ボビーの策略はなんだ?」「勝っているときにやめるのはフランス人だけだ」と部下のコナティーに話すのだった。
(↑アメリカ人がフランス人をどう見ていたのかもわかります!?)
そのあと、アック社の動きを把握すため、ウエンデイに「調子はどう?」と電話で探りを入れるが、もちろん、ウエンデイは順調よと答えていたのだ。
だが、実はボビーがアックス社を閉鎖すると決めた理由がわからないままま、ボビーの不在をワグスと一緒に守ろうとしていた。
アックス社の社員が騒ぎ出したこともあり、「君の黒魔術が必要だ」とワグスはウエンディに伝え、ウエンディは、直接ボビーに話を聞こうと思うのだった。
ワグスは、ボビーの今回の動きの理由がつかめないまま、会社の閉鎖に伴う書類のサインをもらいにボビーの家を訪れる。
ワグス「お前から投資から話せ」
ボビー「わかっているが、直接話す必要がある人もいる」
ワグスは名刺を見せながら「アレックス・コプリング。最初に1000万ドルを預けた」
ボビー「しつこいぞ」
ワグス「キングスリー・ブキャナン大学」
ボビー「わかったよ」
ワグス「ラウル・ゴメス。ニューヨーク市警年金基金」
「ゴメスが流れを変えた」「最初に俺たちの力を見抜いた」
ボビー「あの頃は最高だった」とボビーは名刺を見ながらしみじみと当時のことを思い出すのだった。
ワグス「君の決断にプロとしての理由があればー。 俺だけには話してくれ。そうしたら支えられる」と伝える。
ボビー「ご苦労だったな・・・」とだけしか言わないボビーだった。
ワグスはがっかりしながらその場を立ち去った。
FBIのデールが、ボビーの家を張り込んでいると、そこへ、チャックの妻のウエンディがやってきて、家の中へ入っていく。
もちろん部下のデールがチャックに電話で知らせる。
ボビーの奥さんのララが笑顔で出迎えると、ウエンディがボビーのいる映写室へ行く後ろ姿を見送るが、
このときにララの表情からすると、ララは本当はウエンディのことを快く思っていないことがわかります。
ボビーの妻のララは外出したため、家にはボビーとウエンディ二人しかいないということをFBIのデールの報告によるって知ると、チャックはブライアンに、「令状の申請をしろ。ボビーの家に盗聴器やビデをを仕掛けるように」と。
ブライアンはわかったと返事をするも、セキュリティが厳しいこと、そしてチャックに、本件から身を引いいたほうが・・・ということをまた伝えるのだった。
チャックは「君こそ立場をわきまえたらどうだ」と怒りをあらわにするのだった。
ボビーの家の映写室でウエンディも一緒に「市民ハリケーン」の映画をみる。
※なぜこの「市民ハリケーン」をみるのかというと、1-4のショート・スクイーズに出てくる若く綺麗な歌手で、ちょっとだけいい感じになった(でも手は一切何もしていません・・・)女性から、ぜひ大きな画面で見てと進められた映画なのでした。
映画は一旦ストップして、ウエンディとボビーは話を始める。
ウエンディは、ボビーに「好きなようにしてもいいけれど、きちんと決めて。みんなに説明して」「ワグスにやらせないで」「敬意を表すべき」と伝えるのだった。
ウエンディと話したあとボビーはある人物に会う。
その人物がNY市警の年金基金を預けてくれた人だった。
ボビーは「実績にないわが社を信頼してくれた」と。
相手のラウル・ゴメスは、「君は生意気で無作法だったが何かを感じさせた」と。
そのあとどこに預けたらいいのかとラウル・ゴメスは聞くと、「着実に利益を出す会社。問題は借入比率だと」
ラウル・ゴメスは、「PKZ(?)はどうだ」というと、ボビーは、「リスク管理ができていないし、空売りもろくにできない。弱気市場で手数料の無駄」などという、ボビーが探すということになった。
だが、ラウル・ゴメスは「君の知識よりも熱意にひかれた。それぞれの会社を生命体としてとらえ、あきらめず、的確な投資先を探す。目的のためなら、なりふり構わない。だから基金のお金を預けたのだ。やめると言う割に、熱意がある」
とボビーのことを見ていたのだった。
※①※「ムンディア・テルの幹部が不正会計で起訴」という記事が出たあとの続き。。。。
ワグスも会社でこの記事を目にした、社員も「ムンディア・テルの株価が89%下がり、取引投資となり、破産だと」「通信セクターが巻き添えだ」「市場全体だ」「株を処分してよっかった」と騒ぎ出し、ワグスも「命拾いした」と笑顔が戻ったのだった。
※ムンディア・テルについては、<シリーズ1-4.ショート・スクィーズ>に出てきた会社で、
その時はどういう話かは明かしていませんでしたが、やっとここにつながってきます。
そこへボビーが会社へと戻り、ボビーの姿を見つけたワグスが「大したものだ、みんなはボビーの気がふれたと言っていたが、その間にうちは清算できた」と
ボビーは「さっさと売り抜けるには正気を失ったふりが一番だ」
ワグス「本気だと思ったよ」
ちょっと間があり、ボビーは「ほんの一瞬本気だった。つかの間の自由を感じていたし、自由を味わったこと。そして、本当は今日船で家族で旅立つ予定だった」とも
ワグス「なぜ旅行をやめた?」
ボビー「ここが死ぬほど好きだからだ」「俺たちがやっていることに夢中だ」と目を赤くしながら(に見える)答えるのだった
↑
やっぱりボビーはこうじゃなくっちゃ~^-^
ボビー「相場の補正を待って、一気に前の状態に買い戻すぞ。」
と言いかけると、FBIがやってくる姿が目に入る。
ここから先は、*【ダラー・ビルの逮捕に向けて】の※②※へ続きます。
*【ダラー・ビルの逮捕に向けて】
ビリオンズ(Billions)』<シリーズ1-1の命名権>の時から出てくるペツサム薬品の件で、この会社とダラー・ビルとを結びつける証拠探しに躍起になっている検察。
ダラー・ビルについて調べても、完璧な父親で、家庭的で、日曜教会の先生もこなし、消防士もしていると。
チャックとしては1週間経過しても、ダラー・ビルとペツサム薬品とのつながりがつかめす、イライラが募る。
コナティーはやっと、ダラー・ビルがアイオワのホテルに泊まったことを突き止め、アイオワに向かう。
これが普段は跡がつかないように、現金で支払うが、ポイント還元をしたことで、アイオワでの滞在がばれてしまったのでした(あらら・・・)
ダラー・ビルの足跡をたどるため、アイオワ農場へ行くとチャックに話すと、チャックは自分もアイオワへいくとコナティーに伝えると、「利害関係に衝突を避けるためにも、本件から外れるべきだし、いずれ問題になるだろう」とチャックの妻がアックス社にカウンセラーとして仕事をしていることを心配するが、チャックは「余計なことは言うな」と答えるだだった。
アイオワの農場で、クレイトン氏に会い、自分たちの立場(検察・FBI)を明かしたうえで、家にいってもいいか伝えたのだった。(検察:チャック、コナティ、サカー/FBI:テリー)
クレイトン氏は自分が逮捕されるということは何も疑うことなく話し出した。
数年前、会議でダラー・ビルに出会って、すぐ気に入ったこと。彼の父も農場主なので、話があったと。
そこで、チャックは「ダラー・ビルの父はフィラデルフィアでくつの販売員をしていた」というと、クレイトンは驚き、「農場育ちにように話したし、農場についても詳しかった」「仲良くなって、家族を助けてくれて、すごく親切だった」「娘の医療費のために大学資金を崩したころだった。娘の手術を手配してくらたし、名医や専用の救急ヘリ、支援グループ。神様の奇跡だと思った」と夫妻は答えるのだった。
チャック「だから情報を渡したのか」
クレイトン氏「ああ、そうだ。口が滑った。友人として話した。大した話じゃなかった。会社への義務はあったが、何かがかわるわけない」
チャック「8900万ドルかわった」
クレイトン夫妻「まさか」「弁護士を読んでもいい?」
チャック「読んでも構わない。こちらもご主人逮捕の尋問に移る。これからは激しく追及することもあるが、ここもあなた方のことも気に入った。」と。
この言葉を聞いてクレイトン夫妻は気を許したのだった。
チャック「本命を逮捕するための情報をください」「そうすれば、娘さんの卒業を見られるように手を尽くす」
クレイトン氏「取引におうじよう」
コナティー「ビル・スターン(通称ダラー・ビル)にペプサム薬品の機密情報を、公表の24時間前に渡したか」
クレイトン氏「はい」といってサインをする。
コナティ「罪状認否についてはー 。そちらの弁護士に連絡します」
クレイトン夫人「協力すれば、逮捕はしないはずよ」
チャック「手を尽くすといったのだと。これから起訴猶予の合意の手続きに入る」
クレイトン夫人「それなら弁護士を読んだわ。娘には両親が必要よ。家族の苦労もしらないくせに!私ひとりじゃ抱えきれないわ」と。
チャックたちは、クレイトン夫妻の家を出た。
FBIのテリーは、チャックに「うちのめしましたね」というのだった。
↑
クレイトン氏はそんなつもりはなかったとはいえ、やはり機密情報には違いない。とはいえ、チャックの表情や言葉からすると、協力したら逮捕はされないと勘違いしてしまうのも仕方ない。弁護士を呼ばせてあげればよかったのに、とチャックの意地悪さ露呈された場面です。
そこで、ある夫婦に出会い、ダラー・ビルと何かの会議で知り合い、会社の秘密の情報を漏らしたことをみとめるのだった。ダラー・ビルは農場で育ったことで、親近感がわき、こんなことにはならないと思ってのことだったらしい。
後日、
検事局からウエンディへ電話するチャック。
子供のことにかこつけて、どこへいるのか?と尋ねると、ウエンディは暇だからサボって外にいると。
チャックは、ウエンディに今日は会社にもどらないんだね?と聞くのだった。
来週にするつもりだったが、今がチャンスとばかりに、逮捕に向けて動き始めた。
※②※
FBIがやってきたことに気づくと、
ボビーはすぐさまワグスに「弁護士とララに電話をするように」と伝えたのだった。
FBIのテリーは連邦裁判所の令状を見せながら、社員全員にパソコンから離れるようにと指示。
ダラー・ビルが、証券詐欺罪で逮捕されてしまう。
このとき、ダラー・ビルとボビーはお互いに目を合わせ、小さくうなづきあう。
ブライアン・コナティーは、次に逮捕するのはボビーだという言わんばかりの表情でボビーをにらみつけていた。
*【元南地区にいたチャックの部下ロニーの動きについて】
(参考)ロニーは、『ビリオンズ(Billions)』<シリーズ1-3 ヤムタイム>から登場しています。
新聞記者のマイク・ディモンダが元南地区の検察局にいて東地区へ移ったチャックの部下であり、検察補のロニーへ声をかけ、これは、「左遷同然だ」と。そして、「法律事務所で面接を受けたのは、チャックへの不満からなのか?」などと聞くが、この時のロニーはまだ「私は連邦検事(チャック)を尊敬している」と答えのだった。
マイク・ディモンダは、それだけでは引き下がらず、「ローズ検事について書きたい」と伝えるとロニーは「どんな内容だ?」と聞き返し、マイクに座って話そうと言われたのだった。
ある日、チャックの秘書がチャックに、フィナンシャル紙のディモンダの記事の件を話す。
「アックス社の操作は、チャックの家庭の事情で起訴できるにいる」「妻のための優遇措置」と書かれていることだった。
チャックはネタ元を秘書に聞くと、「検事局の内情に詳しい幹部」という返事だった。
*【ブライアン・コナティー(チャックの部下)について】
今回の『ビリオンズ(Billions)』シリーズ1-5では、電話の話から、引っ越しの際に保証人がいないことがわかります。家族関係に訳ありのようなコナティー。
彼にちょっとずつ好意を持ち始めているサカーは、自分が保証人になることを提案しています。
*【マルティナ・スロヴィスについて】
今回のシリーズは明らかになってはいないけれど、
チャックは、ペツサム薬品の株の件で一緒に調査しているFBIのデールに個人的にこんなお願いを直接している
「マルティナ・スロヴィスという名でブルックリン在住のロースクールを中退している人」を探すようにと。
このお話は、今後に展開していきます。
それでは、また次回~♪