【なぜか心惹かれる映画】『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』<ネタバレなし>の あらすじ ・キャスト・感想

残念ながら『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を製作したウディ・アレン監督は、ハリウッドから干されてしまっているようです。問題のあるような監督ではあるけれど、本人と映画作品とは切り離してここでは記事にしました。

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を最初に見た時は、正直、なんだかよくわからないな~という印象でしたが、映画が放つ不思議な雰囲気が気になり、ついつい連続3回見てしまいました・・・

賛否両論あるとはおもいますが、自分の感覚を大切にしたいものです(^^)

 

■映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』のネタバレなしのあらすじ

学生新聞の取材でニューヨークを訪れることになった大学生カップル。週末デートを楽しむはずが、数々の出会いや再会を経て、思いもよらない出来事が巻き起こる。(Netflix)


<映画情報>
製作国/公開:2019年 アメリカ
上映時間:92分
原題:A Rainy Day in New York
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
日本劇場公開:2020年
(アメリカでは2021年12月現在も未公開だが、DVD等は発売)

 

■映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』の主な登場人物/キャスト

【ギャツビー・ウェルズ】・・・夢見がちなロマンチックな大学生でかけ事が強い。アシュレーとは恋人同士

ティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)
1995年アメリカ生まれ。父親がフランス人のためフランスの国籍ももっている。
映画・ドラマの活躍中。
今回の映画をみて、一気にファンになりました♡


【アシュレー・エンライト】・・・ギャツビーの恋人。銀行家の娘。大学の新聞記者

エル・ファニング(Elle Fanning)
1998年アメリカ生まれ。映画・ドラマの活躍中。

【参考】
2004年『となりのトトロ』メイの声
2014年『マレフィセント』のオーロラ姫役
『マレフィセント』も何度も映画館へ足を運んで観たお気に入りの映画♡


【チャン・ティレル】・・ギャツビーの元カノの妹。

セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)
1992年アメリカ生まれ。女優、歌手、ダンサー、ソングライター、ファッションデザイナー、フィランソロピスト

2015年10月8日発売のビルボード誌にて、難病の全身性エリテマトーデス(ループス)によって化学療法を受けていたことを告白
2016年6月10日、親しい友人の1人、クリスティーナ・グリミーがフロリダ州オーランドでコンサート後のファンとの交流の際に、銃撃され死亡した事件について、翌6月11日、自身のTwitterにて、「あなたが恋しい」と投稿し、同11日にマイアミにて行なわれたコンサートにて、泣きながらグリミーを追悼した。
2016年8月30日、健康上の理由で活動休止を発表するに当たり、以前公表したループスの治療による副作用によって、パニック発作やうつを引き起こしていることから、休養することが必要であると説明している。10月、約2か月ぶりに公の場に姿を見せたレストランでゴメスは気さくにファンと写真やサインに応じ「親切で、フレンドリーで、(中略)スタッフ全員を敬っていた」。ゴメスはファンにとても優しくしていたという。(Wiki)

名前は知っていただけれど、演技を見たのは初めて。性格もいいらしく、これから応援したいなと思いました。

2015年『マネー・ショート 華麗なる大逆転』では、本人役で出演していたとか。もう一度この映画見なくっちゃです。


【テリー】・・・美しき売春婦

ケリー・ローバッハ(Kelly Rohrbach)
1990年アメリカ生まれの女優・モデル

ケリーの元恋人に、レオナルド・ディカプリオの名前も挙がっています。
2019ウォルマートの御曹司と結婚。やはり美女はモテるのです。

 

【テッド・ダヴィドフ】・・・脚本家

ジュード・ロウ(Jude Law)
1972年ロンドン生まれの俳優。
映画・テレビで活躍。

・2004年の『ピープル』誌にて「最もセクシーな男性」に選ばれた。
・フランスのファッションブランドDiorの香水である「Dior Homme Sport」とイギリスのファッションブランドダンヒルのイメージモデルをつとめている
・受賞歴
英国アカデミー賞・・1999年度 助演男優賞 『リプリー』
セザール賞・・2006年度 名誉賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー・・2004年度 アンサンブル演技賞 『クローサー』(Wiki)

 

■映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』の感想

アメリカ映画ではあるけれど、主人公のギャツビー(ティモシー・シャラメ)が私の思うフランス人っぽいということもありますし、美術館ではフランスの絵画をみている場面もあり、舞台はニューヨークだけれど、映像の色調や流れる音楽、ギャツビーの歌声など、フランスチックな感じがすごく気に入っています。


(ちなみに、ギャツビー役のティモシー・シャラメのお父さんはフランス人)

女の子のアシュレー(エル・ファニング)も、金髪でとってキュート。俳優のフランシスコとワインを飲みながら話しているときは、変顔っぽい表情も見せて、なんとも表情豊か。いろんな顔を見せてくれました。

アシュレーは、ギャツビーとは恋人なのに、俳優のフランシスコの前では、ただの大学の男友達なんて言ってしまうし、誘われたら、こんな機会はないといって、なびいてしまうなど意外に自由奔放。ギャツビーとの約束にたいしても、取材だから仕方はないのかもしれないけれど、かなりのルーズ。

登場人物の年代もバラバラで、性格もさまざま。
ほんの一場面しか登場しない人物もいますが、色々な人生観、変わった悩みや生き方を見せてもくれています。

ギャツビーの大きな気持ちの変化の第一弾の瞬間は、あんなに嫌っていたお母さんへの想いの変化。(これは映画を観てのお楽しみに)そして、第二弾の気づきは、アシュレーと一緒に乗っていた馬車での、ほんのちょっとした会話で。

馬車で気づきは、その時に特に大きな出来事があったわけでなく、偶然出会った反発していたエミリーの妹のチャン(セレーナ・ゴメス)とのやりとり。

アシュレーがギャツビーをひとり置いてきぼりにすることがなければ、チャンとも再会することもなかったし、美術館へ一緒に行くこともなかった。人と人のめぐりあわせってこんなもの。

一番印象に残っているのは、チャンの家でギャツビーが弾いたピアノ。
歌詞の意味がわからなければ、せつなさも感じるような歌声がなんともフランス風で(私にとって)美しいのです。
なのに、歌詞はとてもユニーク。
そういう風に感じるときもあるよねっていうとても共感ができます(笑)

映像の色、雰囲気、わかったようなわからないような不思議なストーリーですが、たまには、ふわふわした感じの感覚の映画もいいかも。

 

■映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』のタイトル評

原題はA Rainy Day in New Yorkなので、そのままです。

最後までみると、なぜ、レイニーデイ というタイトルをつけたのか理由がわかります(^^)

 

ちなみにウディ・アレンについて知りたい方は、「ウディ・アレン追放」という本もありますので、参考までに・・・

『ウディ・アレン監督の映画作品』