こんにちは 映画案内人 もすりんです。
映画『泥棒は幸せのはじまり』は、クライムコメディ映画なので、ハラハラしたり、笑ったりしますが、胸がじ~んとすることも。
さまざまな感情が味わえる作品になっています。
アメリカでは2013年に映画が公開されましたが、日本では未公開で、2014年にDVDが発売されています。
※映画『泥棒は幸せのはじまり』のこぼれ話はコチラ
■映画『泥棒は幸せのはじまり』のネタバレなしのあらすじ
コロラド州のデンバーに住む主人公のサンディ・ビゲロー・パターソンは愛妻と二人の娘がいるが、給料がなかなか上がらず、できるだけ節約しながら生活している。
ある日、自分のクレジットカードが使えないことがわかり不審に思っていたところ、身に覚えのない理由で警察に捕まってしまう。
最初は、サンディ自身が疑われたが、捕まったときに写されたのは女性だったこともあり、逮捕は免れたものの容疑者のまま。
警察は、女詐欺師を捕まえるのに1年ぐらいかかりそして、その確率は10%ぐらいという。
ちょうどこのころに、会社の同僚が独立するにあたり、副社長としてサンディが迎えいられることになっていた。
これで給料が大幅にあがると妻と喜んでいたのに、このありまさ。
新しく独立した会社の社長からも解雇を告げられてしまう。
サンディは自分の身の潔白を会社に照明するために、自分で女詐欺師を新しい会社に連れてきて、サンディ自身は何の罪もないことを新会社の社長に話をしてもらう予定だった。
(実は、当初 そのときには警察に隠れてもらい、その後逮捕するという計画)
猶予は1週間。
サンディは、警察の手も借りずに、自分になりすまして フロリダで詐欺をはたらいている女性を捕まえにいくことにした。
<映画情報>
製作国:2013年 アメリカ
上映時間:112分
原題:Identity Thief
監督:セス・ゴードン
■登場人物・キャスト
【サンディ・ビゲロー・パターソン】
サンディ・ビゲロー・パターソンの役には、アメリカ ニューヨーク州出身の俳優ジェイソン・ベイトマン(Jason Bateman)。
映画でもテレビにもよく出演されている俳優で、穏やかな笑顔が印象的。
【ダイアナ(ドーン・バッジー)】
女性詐欺師には、メリッサ・アン・マッカーシー(Melissa Ann McCarthy)。
メリッサ・アン・マッカーシーは、アメリカの女優で、コメディアン、脚本家、プロデューサーとしても活躍しています。
偽名を使っているため、彼女の名前は、わかりづらいですが、後半ではダイアナと名乗ります。
本当の名前は映画の最後の最後で やっと ドーン・バッジー とわかります。
映画の中では、派手な色の洋服も見事に着こなしていて、おしゃれでとても目立つ存在。
【トリッシュ・パターソン】
サンディの妻、トリッシュ・パターソンには、アメリカの女優 アマンダ・ピート(Amanda Peet)。
サンディのことを信じて、留守の間も家を守るとてもよき妻。
■『泥棒は幸せのはじまり』の感想
この映画の邦題を見て、こういうタイトルって どうなの?と思ってしまいました。
原題は、『Identity Thief』で映画の内容は、自分の名前を語る詐欺師を捕まえていくという話なので、私には、どうして『泥棒は幸せのはじまり』なのかが見終わってもよくわからないまま。
(いつかこのタイトルの意味がわかったら、追記する予定です)
それにしても、最初はもう 女詐欺師のダイアナ(メリッサ・アン・マッカーシー)の、はちゃめちゃぶりが嫌で見るのをやめようかと思うほどでしたが、話が進むほどに「追う者」・「被害者」のサンディと 「追われる者」「加害者」 のダイアナが、少しずつ 相手の立場や気持ちを 共感しはじめて、二人の心の距離が縮まっていき 、やっと(笑)面白くなります。
ダイアナは、サンディの生い立ちが影響していて、今のその孤独さを感じていること、そして、 ダイアナは サンディが奥さんや娘さんたちをとても大切にしていることを 知るのでした。
このあたりから、ダイアナ(仮の名前)のいいところも、ちらほらと見えてきます。
人の心の奥がわかると、その人の気持ちも理解でき、あれほど 嫌っていたダイアナを、好きになってきます。
女詐欺師 ダイアナへの気持ちがこんな風に変化させるとは、うまい作りです。
映画の最後のほうでは、主人公のサンディも詐欺に加担しているところがあるので、それについては 、がっかり。
サンディには悪事の共犯者にはなってほしくなかったので、評価はひとつ減らすことにしました。
映画おすすめ度:💛💛💛💛
今回は、『泥棒は幸せのはじまり』 のご紹介でした~
【参考】
💛💛💛💛💛・・ 最高!!
💛💛💛💛 ・・・ GOOD!
💛💛💛・・・・・まあまあ普通