「ジョニー・イングリッシュ」を観てから、Mr.ビーン シリーズの映画を結局楽しんでいる映画案内人 もすりん です。
「ジョニー・イングリッシュ」の映画の案内ガイド①では、Mr.ビーンは笑えないところもあると書いていた私なのですが、映画「Mr.ビーン劇場版」をみて最後にはMr.ビーンに対して「キュート?」とも感じるようになったのでした。
それは私が年を重ねたから、かもしれませんね・・・(苦笑)
ということで、今日は「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」(原題:(Mr. Bean’s Holiday)のご紹介です。
イギリス製作され2007年3月30日に公開し、2007年4月1日にイギリスで週末興行収入1位となった映画です。
当時のMr.ビーンの人気の凄さがわかります^^
この映画の中ではフランスの名所観光気分もちょっぴり味わえますし、カンヌへ行くまでの自然の風景もちょこちょこ取り入られていて、笑いながらも 絵になる素敵な景色が楽しめます。
※映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」のこぼれ話 あれやこれや ⇒ コチラ
■映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」のあらすじ
ある雨の6月のロンドン。
Mr.ビーンは 教会のようなところでの くじ引きで特賞に当たり、フランスのカンヌの美しいビーチ、リヴィエラ海岸へ行きそこで1週間滞在できる旅行券がもらえることになった。
旅行券の他には200ユーロのお小遣いとビデオカメラも。
Mr.ビーンは、そのSONYのビデオカメラとカバンをもって列車に乗り、まずはパリへを目指します。
列車の中ではコーヒーを買うときに、早速フランスへのバカンス気分で、フランス語の「はい」と「いいえ」の「Oui」「non」を使い、「フランス語がお上手ですね」と英語でほめられて、得意げな表情をしながら、「ありがとう」の「Gracias」をスペイン語で答えるという Mr.ビーン(笑)
ちなみに、Mr.ビーンは、この映画の中で最後まで「ありがとう」はスペイン語で通しています。
さて列車は無事にパリ北駅(PARIS GARE DU NORD)に到着。
ビーンの当初の計画では、パリ北駅からリヨン駅へはタクシーで移動し、そこからカンヌ駅まで列車での移動の予定なのでした。
ところが、パリ北駅に到着し、タクシーの運転手にリヨン駅(GARE DE LYON)と行き先を告げるも、Mr.ビーンが乗る前にビデオカメラ撮影に夢中になっている間に、そのタクシーは別のお客を乗せていってしまい、そういうことには全く気が付かないMr.ビーンは、行き先を伝えたのとは違うタクシーに乗り込んでしまうため、逆方向の ラ・デファンス(La Défense)へ。
その後、なんとか歩いてリヨン駅へ戻るMr.ビーンでした。
リヨン駅である男性にビデオ撮影をしてもらいMr.ビーンは予定通りの列車に乗り込むことができたが、親切にしたその男性は乗り遅れてしまう。
実は、その男性には息子がいて、出発した列車の中には男の子が一人残されるのだった。
息子を乗せた列車が出発し、お父さんがホームで列車を懸命に追いかけ、息子に次の駅で待つようにと伝えるのがやっと。
その男の子が一人で次の駅でおりてホームのベンチで座って待っていると、酔っぱらいがその男の子に近づいてくる。
その様子を列車の窓から見ていたMr.ビーンは心配して、男の子がいる駅のホームへ降り立った。
列車に乗って振り返りその男の子をみると、その子の手には、Mr.ビーンのビデオカメラ。
取り返そうと駅のホームに降りるとMr.ビーンの旅行カバンを乗せた列車は出発してしまうのだった。
しばらくすると、次の列車がMr.ビーンと男の子がいる駅のホームに入ってくる。
が、お父さんが乗った列車はその駅には停車せず通りすぎようとしていた。
男の子のおとうさんは、紙に Canne(カンヌ)と書き、そして、ここに電話するようにと紙に大きく 電話番号を書いてあったが、電話番号の最後ふたつの番号がおとうさんの指で隠れてしまい、わからない。
そのため、おとうさんの携帯に電話するために、ふたりは駅の公衆電話で最後のふたつの数字をを00/01/02/03/04・・・96/97/98/99と順番に電話することにして、電話をしながら消し込んでいく。
そうこうしているうちに次の列車が駅に到着。
Mr.ビーンと男の子は飛び乗るも、Mr.ビーンは公衆電話の上にお財布とパスポートをおいてきてしまい、無賃乗車のため、結局次の駅で降ろされてしまうのだった。
無一文になった二人にはビデオカメラのみ。
ここから、Mr.ビーンと男の子はカンヌを目指す珍道中が始まる・・・
■登場人物
【Mr. ビーン】
主人公の Mr. ビーンは、イギリス人のローワン・アトキンソン(Rowan Sebastian Atkinson )。
※ローワン・アトキンソンの奥さん、どういう人かきになりません?
2014に結婚した28歳年下のルイーズ・フォード(Louise Ford)で、『ザ・ウィンザーズ』のキャサリン妃役。やっぱりべっぴんさんです。
【ステファン】
列車に取り残された少年役のステファンには マックス・ボルドリー(Max Baldry)。
ロシアの映画監督エミールの息子役のため、ロシア語を話しています。
でも、マックス・ボルドリーはれっきとしたイギリス人。
※何語を話をしているのかわかりませんでしたが、映画の中でお父さんがロシア人の映画監督ということから、ロシア人の子ということがわかります。
【サビーヌ】
Mr.ビーンに対して、とても親切な 女優のサビーヌ役にはエマ・ドゥ・コーヌ(Emma de Caunes)。
映画の中でフランス語を話していますが、彼女は本当のフランス人。
【カーソン・クレイ】
映画監督で超ナルシストのカーソン・クレイ役にはウィレム・デフォー(Willem Dafoe)。
【エミール】
エミールは、少年のお父さんであり、ロシアの映画監督。
その役には、チェコの俳優のカレル・ローデン(Karel Roden)
■映画の感想
Mr.ビーンがパリ北駅からタクシーに乗り、タクシーの中でビーンが オルセー美術館・エッフェル塔・ノートルダム大聖堂(※火事になる前の貴重映像です)をビデオで映してくれているので、こちらもほんのちょっと観光気分。
また、Mr.ビーンがリヨン駅でレストランに入るのですが、このレストランもとっても素敵なのです。
(このレストランについては、②のこぼれ話にも少し書いています。)
そのほか、最初にも書いたように、カンヌへ行くまでのフランスの田舎の風景が美しく印象に残ります。
例えば、手前に道路があり、その奥には小さい黄色のお花が彼方に広がっていて、空は青空。まさに絵になる風景。
さらに、Mr.ビーンが丘を登る時には夕方になっていて、夕焼けの映像がメインで、主人公のビーンの姿が小さく黒い。
こういう映し方が個人的には好きかもです。
前のビーンの映画「Mr.ビーン劇場版」とは映し方が違います。
映画として面白いだけでなく、映像にもこだわって制作されたところがかなり気に入りました。
ということで、
この映画の監督は【スティーヴ・ベンデラック(Steve Bendelack)】という名前も備忘録としてこのブログに残しておきます。
この映画は楽しくプチフランス旅行を味わえます♪
映画おすすめ度:💛💛💛💛💛
【参考】
💛💛💛💛💛・・ 最高!!
💛💛💛💛 ・・・ GOOD!
💛💛💛・・・・・まあまあ普通