【ちょっとだけダークなコメディ映画】『現地(にいない)特派員』<ネタバレなし>の あらすじ ・キャスト・感想

こんにちは 映画案内人 もすりんです。

最初は、あまり映画に入り込めなかったのですが(ごめんさい)、次第に面白くなっていきます。
なので、つまらなそう~と、もし 思ったとしても、どうか最後までぜひ観てくださいね~^^

■映画『現地(にいない)特派員』のネタバレなしのあらすじ

パスポートを失くしたラジオの報道チームが、NYに潜伏しながら最前線レポートを捏造することに。嘘が嘘を呼び、どんどん深みにはまっていく。

<映画情報>
製作国/公開:2016年 アメリカ Netflix/カナダ/イギリス
上映時間:101分
原題:Special Correspondents
監督:リッキー・ジャーヴェイス
脚本:リッキー・ジャーヴェイス

★2009年のフランス映画『Envoyes tres speciaux』のリメイク版

■映画『現地(にいない)特派員』の主な登場人物/キャスト

イアン・フィンチ/リッキー・ジャーヴェイス(Ricky Gervais)】
ラジオ局で技術担当。
妻のエレノアとはあまりあまりうまくいっていない。


リッキー・ジャーヴェイス・・・1961年イギリス生まれの俳優・コメディアン・脚本家。
2006年の映画『ウソから始まる恋と仕事の成功術』のマークという冴えない脚本家役。
2009年のアニメ映画『スポンジ・ボブ』の1エピソードのナレーターも。

 

フランク・ボネヴィル/エリック・バナ(Eric Bana)】
ラジオ局に勤めているが、警察関係者になりすまして殺人事件の現場に潜入するなど
危ない橋を渡ることも。


エリック・バナ・・・1968年オーストリア生まれの俳優でコメディアン
1993年からテレビ番組『Full Frontal』でアーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスター・スタローン、トム・クルーズのなどの物真似で人気を博すようになったそうです。

数々の映画にも出演していて、2008年の映画『ブーリン家の姉妹』のヘンリー8世役。
この映画も観たことがあるのですが、まさか ヘンリー8世の役の俳優と同一人物だったとは。
というのも、アン・ブーリン役の ナタリー・ポートマンやメアリー・ブーリン役のスカーレット・ヨハンソンが美しく、そちらばかりに目がいっていたような。

 

エレノア・フィンチ/ヴェラ・ファーミガ(Vera Farmiga)】
イアンの美しい妻。

ヴェラ・ファーミガ・・・1973年アメリカ生まれ。
両親はウクライナからの移民で6歳になってから英語を話すようになったそうです。
2009年『マイレージ、マイライフ』のジョージ・クルーニー演じるライアンの一時の恋愛相手の女性のアレックス役。

 

クレア・マドックス/ケリー・マクドナルド(Kelly MacDonald)】
イアンとフランクと同じラジオ局に勤めている。

ケリー・マクドナルド・・・1976年生まれのスコットランドの女優

バーで働いていたが、リーフレットを見てダニー・ボイル監督の『トレインスポッティング』(1996年)のオーディションを受け、ダイアン役を得て映画デビュー。この作品は世界中で大ヒットし、知られるようになる。

2005年のイギリス映画『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』のエヴァンジェリン役

■映画『現地(にいない)特派員』の感想

なかなか思っていた以上の映画でした。
リッキー・ジャーヴェイスが主役でもあり、監督を務めているのですが、自分をうまく表現しているなと思いました。

また、報道についても、アメリカのトランプ大統領の『フェイク』という言葉が浮かぶように、本当だと信じこんでいる出来事にも、嘘が紛れているということをパロディというカタチで教えてくれているような気もしています。


エレノアは、夫のイアンが誘拐されたとわかったとたん、行動に出るが、一般の人たちからは夫が誘拐された被害者と思っているが、歌を歌ったり、テレビに出演したりと、スターのようになっている。
女性がいきいきすると輝く。性格はどうかとは思うけれど、輝く女性はやっぱり美しい。

こういうように、もしかしたら、実際にもチャリティーと言いながらも、自分たちの懐へ・・・ということもあることをも、伝えているような気がする。

この映画は、人には表の顔、いっぱん大衆がそうだと勝手に思っている事柄と、人の裏の顔、まるで実際にあったように、そうかのように作り上げている。

やんわりと、事実と思いこんでいることは、そうとは限らないんだ ということをメッセージとして
伝えてくれているような気がする。

あとは、なんといってもラストの終わり方が、フランス映画のリメイクということが、なんかわかるような。

ほんわかしていて、こちら側に今後の二人を想像させる終わり方、憎いです。

監督としてのリッキー・ジャーヴェイスに今後も期待しています!

■映画『現地(にいない)特派員』のタイトル評


原題は、「Special Correspondents」で、「correspondent」 には取引先という意味もありますが、この映画では、邦題のように 特派員。

原題での 「Special」を邦題では、「現地(にいない)」としてわかりやすくなっているかなと思います。

もし「Special」を普通に「特別な」としていたら、この映画に惹かれることもなかったかも(笑)

邦題、とってもわかりやくGood!