【Netflix 気持ちが若返りそうな映画!?】『トールガール』<ネタバレなし>の あらすじ ・キャスト・感想

今回は、9月13日に配信されたばかりのネットフリックスの『トールガール』のご紹介です。

こんにちは!
こういうティーン向けの映画も結構好きな 映画案内人の もすりん です♪

この作品には、日本では、まだあまり名が知られていない女優や俳優が出演していますので、そういった意味からも初々しさが感じられる映画です。

■映画『トールガール』のネタバレなしのあらすじ

187センチの高身長に悩み、目立たないようにいつも背筋を丸めているジョディ。交換留学生に恋したことをきっかけにコンプレックスを克服する決意をしたけど…。(Netflix)

<映画情報>
製作国/公開:2019年 アメリカ
上映時間:102分
原題:Tall Girl
監督:ンジンガ・スチュワート
脚本:サム・ウォルフソン
日本劇場公開:未公開

■映画『トールガール』の主な登場人物/キャスト

【ジョディ】

身長187センチの女子高生。
背が高いことで、からかわれてコンプレックスに思っている。
付き合う人は自分より背が高い人という理想を持っているものの、
自分より背が高い素敵な人に巡り合えていない。

エヴァ・ミッシェル(Ava Michelle)
2002年アメリカ生まれ。(まだ17歳です!)
ダンサー・歌手・女優。
『トールガール』で初めての長編映画デビュー。
オーディションで選ばれてこの映画の主役を務めることになった。
エヴァ・ミッシェルの母親は、
ミシガン州フェントンにあるブロードウェイダンスアカデミースタジオのオーナー。
17歳ながら、ダンスもダンサーとして数多くの国内タイトルを獲得している。

【ジャック・ダンクルマン】

ジョディの親友で、ジョディのことを想っていて、本人にも自分の気持ちを伝えている。
学校へは、なぜか木の箱を毎日持って通っている。


グリフィン・グラック(Griffin Gluck)
2000年アメリカ生まれの俳優。
活動開始は9歳からで、
アダム・サンドラー とジェニファー・アニストンが主演の 
映画『ウソツキは結婚のはじまり』(2011年)にも出演

【ハーパー】

ジョディの姉。
ミスコン女王で妹のことを優しく見守り、応援してくれる。
心も顔を美しいが、アレルギーをもっている。

サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)
1995年アメリカ生まれの歌手・女優。
身長152センチ。(ジョディがより背が高く見えるはずです・・)

【スティグ】

スウェーデンから交換留学生としてやってきた青年。
身長も高く、イケメンの高校生。
ジャックの家に滞在している。

ルーク・アイズナー(Luke Eisner)
1999年アメリカ生まれ。
俳優・ミュージシャン・モデル。
ミュージシャンとしては、「VOILA」のメンバー。
身長187センチ。

【キミー】

スウェーデンからの交換留学生、スティグの彼。
自己中で、性格に難あり!?


クララ・ウィルシー(Clara Wilsey)
アメリカ生まれのモデルで現在21歳。

■映画『トールガール』の感想

(※ちょっとネタバレありです)

印象に残っているのは、スティグが、
スウェーデンでは、自分よりもっと身長が高い人が多いので、
自分の身長について高いとか思っていない というセリフ。

狭い世界ではコンプレックスに思ってしまうことも、
分母を変えたり、母数を大きくすると
コンプレックスがあっさり消えてしまうこともありそうですね。


普通の身長の私からすると、
背が高い=モデル=カッコイイ となったり、
背が高い=スポーツ選手=活躍 というイメージです。

長身で思い出すのは、漫画「エースをねらえ!」のお蘭こと緑川蘭子が、
背が高いことをコンプレックスに思っていたが、
異母兄弟の宗方仁にテニスを進められて、
その長身を生かすことができるようになった・・

という話しがインプットされているからでしょうか。。


なので、うらやましくもあるため、
高身長のことをコンプレックスに思う理由がよく理解できなかったり・・

そもそも コンプレックスとは、人から見ると、
それほど気になるものではないことが多いような気がします。


また、自分が好きなことに夢中になっていけば、
何の気にならくなりそうですが、
この映画では、この点についてもちゃんとわかっていて、

ピアノが得意だからピアノの腕をみがけばいいものを、
「ただでさえ、目立っているのに、これ以上目立ちたくない」という
考えたあり結局コンプレックスととらえてしまい、
自分の気持ちを引っ込めてしまっています。


しょせん周りの人は、自分が思うほど、
自分のことをそんなに見ていないし、
気にもかけていない。

このことを知ると、気にしすぎの人は気楽になるかな~と思います。

人の目を気にしている・・という描き方をするところで、
自分へ意識を向ける世代、ティーン向けというのもうなづけます。


年を重ねるうちに、
次第に人の目をしない中年の女性や男性になっていくのですから(笑)

逆に言うと、
いつまでも、ある程度、人の目を気にすることができる ことは、
若さを保つ秘訣にもなりそうです。


あ、すみません、本題からそれてしまいましたが、
他人からすると、そんなこと気にしているの?的なものであっても、
気にしがちですが、
そんな気持ちの時は、この映画『トールガール』を観ると、
元気をもらえ、勇気が出て、本当の自分らしさを感じることができそうです。


主人公のジョディ役のエヴァ・ミッシェルは、
実際に長身のゆえに、いじめもあったというのですから、
この映画は、彼女自身の経験と重なるところもあるようです。

エヴァ・ミッシェルにとって、
コンプレックスと思っていたことは、
あくまでも個性であり、この映画の主役という、
大きなチャンスをつかむきっかけになりました。
高身長でなかったら、主役にはなれませんからね。

人生わからないものです。

コンプレックスだもん、と思っていても、
何かいいことあるかも~と期待する気持ちを持てるといいですよね(^^)

そうそう、
ハーパーのように、ミスコンの女王だったら、性格が悪くてもいいのに、
非の打ちどころもなく、優しく思いやりのあるお姉さん。
ついつい、どこか落とし穴があるんじゃないかと思いながら見ていた私。
私のほうがよほど、性格が悪いな~とひとり苦笑してしまいました。


ジョディは、ホームカミング(アメリカの高校で卒業生を招いて開催される学内パーティ)で、
お化粧をしているのですが、
普段のジョディのほうがよっぽど美しいと思ってしまいましたが、
みなさんはどうですか?

すっぴんであれだけの美人なのですから、
ほんのちょっとのお化粧ぐらいで十分な気がします。

はじめて、ジャックの家にいった時のほうが、
色気があり、ドキッするほどでした。

ただ、その時、あえて髪を結っていたのは、
ジョディの考える、男性に媚びない、りんとした女性を
演じたかったという意図があったのかもしれません。


ジャック役のグリフィン・グラックは、子役時代を経ての俳優ですから、
表情豊かです。
映画『ウソツキは結婚のはじまり』(2011年)もまたみたいと思いました。


それにしても、
スウェーデンから交換留学生役のスティグ(ルーク・アイズナー)、
かっこよかったですね~

映画の中では、嫌な奴に成り下がってしまいましたが、
ハンサムなので、笑顔を見せられると、ついつい許してしまいそうな私です。

映画の中で、スウェーデン人が話す英語 のような話し方をしていましたが、
ルーク・アイズナーはアメリカ生まれ。

で、スウェーデンといえば、今や IKEAやH&M で知られていますが、
せっかくなので、スウェーデンの言語について調べてみました。


2009年7月からスウェーデン語 (svenska) が正式な公用語に制定された。
そのほか、フィンランド語、メアンキエリ、ロマ語、サーミ語、イディッシュ語を話す者も少数いる。
スウェーデン語は隣国のノルウェー語、デンマーク語と類縁関係(ゲルマン諸語)にあり、スウェーデン語話者とノルウェー語話者は相互に意思疎通ができる会話程度は可能であると言われる。

テレビ番組にアメリカ製番組の字幕版が多いといった文化面の影響もあり、イギリスの方が近いにもかかわらず、イギリス英語でなくてアメリカ英語で話す人たちもいる。(Wikipedia)


ティーンの映画をみると、やっぱり気持ちが若返りますが、
スティグ役のルーク・アイズナーに、さらにときめいてしまいます(笑)


高い化粧品もお肌にいいけれど、胸がときめくような映画を観るのは、
精神的面から若返りをバックアップしてくれそうなので、お得かも♪

■映画『トールガール』のタイトル評

原題が『Tall Girl』 ですから、邦題はカタカナにしただけですが、
へんに意訳したりせず、ストレートな感じで、爽やかにも感じもしました。

ティーン向けですから、映画の内容とともに、
タイトルの付け方にも、まっすぐさが 伝わってきて好感がもてます☺

では、また次回、お会いしましょう♪