【カナリア諸島が舞台の映画】『素敵な遺産相続』のこぼれ話~あれやこれやPart3~

引き続き 映画 『素敵な遺産相続』について、こぼれ話を 綴っています^^

※映画『素敵な遺産相続』のあらすじは コチラ

 

■せっかくなので、カナリア諸島についても・・

映画の舞台となるカナリヤ諸島はアフリカ大陸の北西沿岸に近い大西洋上にある、7つの島からなるスペイン領。


その7つの島とは、テネリフェ島/グラン・カナリア島/
ランサローテ島/ラ・パルマ島/ラ・ゴメラ島/エル・イエロ島/フエルテベントゥーラ島。

この映画が撮影されたのは、グラン・カナリア島 の 首都ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア。

ちなみに、このグラン・カナリア島はその景観の多様性より「ミニチュア大陸」とも称されて、島の南部のベゲタ地区には、歴史的建造物が多くあり、ヨーロッパ最大級のリゾート地と知られ、リゾートホテルが建ち並ぶ観光地として有名です。


この島のラス・パルマス港は、コロンブスのアメリカ大陸発見への航海の寄港地です。

この映画の中で、ルーシーとエヴァが最初に見学したのが、「コロンブスの家(casa de colon)」で、この南部の地区のコロンブスの博物館で、コロンブスが一時期滞在した言われています。

casa de colon のコロンは、スペイン語では、コロンブスの意味。
なんとも 可愛いい^^

この建物は、元々は、グラン・カナリア島知事の私邸で、その後、博物館として改装されたそうです。


さて、映画のあと、
そのあと、ルーシーとエヴァは教会へ行きます。

グラン・カナリア島では、カナリア大聖堂(サンタ・アナ大聖堂)が有名のようですが、映画に映ったのはもっと小さい教会で、「聖アントニオ・アバッド礼拝堂」 のようです。

コロンブスが航海に出る前に ここで祈ったとされています。

映画の中で、エヴァは歴史の先生らしく、厳密に言うとこの教会ではない と言い張ります。

なぜなら、この教会は一度崩れてしまい、コロンブスが航海に行っていたあとの300年に再建されたといっていました。

ご参考までに。


エヴァは歴史の教師をしていて、もと生徒たちも コロンブスのことを先生から教えてもらったことについて回想したりしています。

バカンスの舞台として、カナリア諸島のグラン・カナリア島を選んだのも頷けます。

■コロンブスとヴェスプッチ について(ちょっとだけ・・)

【コロンブス】


映画の中でコロンブスの名前が出ましたので、昔の歴史の復習を。

コロンブスの名前は、クリストファー・コロンブス。
イタリア語では、Cristoforo Colombo。

コロンブスは、1451年8月25日から10月末までの間に、ジェノヴァもしくはその近郊で生まれたという説が主流であったが、これについては史料として裏付けとなる根拠がなく、異説も多いため、はっきりした事実は解らない。

Wikipedia

ジェノバで生まれた説でいくと、 ジェノヴァ共和国 ジェノヴァ 生まれ。

このジェノヴァ共和国は、ジェノヴァ共和国 は、ジェノヴァを中心にして1005年から1797年まで存在した都市領邦です。

 


【ヴェスプッチ】

アメリゴ・ヴェスプッチ1454年3月9日 – 1512年2月22日)はフィレンツェ生まれ。(1454年3月9日 – 1512年2月22日)

「アメリカ」の語源となった イタリアの探検家です。
イタリア語では、Amerigo Vespucciです。

ヴェスプッチは論文『新世界』に、

<自分はコロンブスより1年早い1491年にこの大陸に到達していた>というウソをついたという説もあります。

歴史はあとから作り変えられることもあるので、今となっては何が本当かわからなかったり・・・、


すべてが仮定での話になりますが、このあたりのことが描かれた映画があるといいな~。

それにしても、映画『素敵な遺産相続』では、コロンブス の話がちょくちょく出るし、そして 保険会社の会社員の名前は、 アルバン・ヴェスプッチ

この名前の付け方も なかなか面白い♪

 

※『素敵な遺産相続』のあれやこれや  その1 → 

※『素敵な遺産相続』のあれやこれや その2→ ★★

素敵な遺産相続(字幕版)