あの名作、『素晴らしき哉、人生!』をモチーフに「もしあの時、違う道を選んでいたら?」をテーマに描いたファンタジー映画。
ロマンチックコメディの部分も確かにありますが、それ以上に心を揺さぶられる、想像以上に素敵な映画です^^
この映画でケイト・レイノルズ役のティア・レオーニがサターン主演女優賞を受賞しています。
■映画『天使のくれた時間』のネタバレなしのあらすじ
投資家として大きな成功を収めたものの、人との関わりを避けてきた男が、選ばなかった方の人生を生きることに。もし大学時代の恋人と結婚していたら…。(Netflix)
<映画情報>
製作国/公開:2000年 アメリカ
上映時間:125分
原題:『The Family Man』
監督:ブレット・ラトナー
脚本:デヴィッド・ダイアモンド/デヴィッド・ウェイスマン
日本劇場公開:2000年
監督のブレット・ラトナー
ニューヨーク大学卒業。マドンナ、ジェシカ・シンプソンなどのミュージック・ビデオも製作しており、特にマライア・キャリーのPVを多く製作している。(Wikipedia)
■映画『天使のくれた時間』の主な登場人物/キャスト
【ジャック・キャンベル】・・・大手金融会社の社長となり優雅な独身生活を送っている
*ニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)
1964年アメリカ生まれ。
●アメリカ合衆国の俳優であり、映画監督、映画製作者。1995年の『リービング・ラスベガス』では、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞などで主演男優賞を受賞。若くして大物俳優となった一方で、来日するたびにマニアックな漫画や模型を買い込むなど収集家・浪費家でもあるため、借金を返すために仕事を選ばず大量のB級映画に出演していることでも知られる。
●ビバリーヒルズ高校中退。日本語学校に通っていた経験があるため、日本語がある程度話せる。映画でもしばしば披露する他、来日時には日本語で挨拶することもある。(Wikipedia)
5人目の配偶者は日本人の芝田璃子(2021年 – )
【ケイト・レイノルズ】・・・13年前、ジャックの恋人だった女性
*ティア・レオーニ(Tea Leoni)
1966年アメリカ出身(イタリア系アメリカ人)のとってもチャーミングな女優。
2005年の映画『ディック&ジェーン 復讐は最高!』のジェーン役。
この『ディック&ジェーン 復讐は最高!』はコメディ映画ではあるものの、ほんわかと温かみのある作品です。
【キャッシュ・マネー】・・・スーパーで出会った青年。ただの青年ではなかった。
*ドン・チードル(Don Cheadle)
1964年生まれのアメリカのアメリカ合衆国の俳優、映画監督、映画プロデューサー。
【アニー・キャンベル】・・・<もしもの世界>のジャックとケイトの娘で、父親のジャックの様子がクリスマスの朝から変になったのを 変装した宇宙人 と思いこむも、<もしもの世界>のジャックの事も教えてくれる。
<もしもの世界>のジャックとのやりとりを通して見せる表情は本当にかわいいし、演技力もあります。
※マッケンジー・ヴェガ(Makenzie Vega)
1994年アメリカ生まれの女優。
現在も女優として活躍中で、アメリカの法廷もの・政治テレビシリーズの『グッド・ワイフ』(2009-2016)のグレース・フロリック役。
【ジョッシュ・キャンベル】・・・<もしもの世界>のジャックとケイトの息子
※ジェイク・ミルコヴィッチ(Jake Milkovich)とライアン・ミルコヴィッチ(Ryan Milkovich)
ライアンとジェイクは双子で、ライアンが兄でジェイク弟。
ジェイク・ミルコヴィッチは『犯罪捜査官ネイビーファイル』 (シーズン7)にゲスト出演。
■映画『天使のくれた時間』の感想
「もし、~だったら・・・」というのを考えるときは誰でもあると思います。
人生、その時々でさまざまな選択をして今に至っているわけで、もちろん自分の選択を後悔をするときも・・・・
でも、その時々で、自分のベストの選択をした と思いたいので(笑)、「もし~だったら」という類の映画を観るのを個人的には避けてきました。
なので、この映画の存在は知っていたものの、なんとなく悲しくなるような予感がして、スルーしていましたが、「コメディ」とも書かれていたので観ることに。
確かにロマンチックコメディではあるけれど、そんなくくりではない気がします。
映像も綺麗ですし、丁寧に作り上げていますし。
これまでも、たくさん映画を観てきましたが、その中でも、静かだけれど、とても存在感のある素晴らしい映画作品だと感じています。
見終わったあとは、パラレルワールドの<もしもの世界>のあの子たちは今どうしているかな? とか、主人公のジャックはアニーやジョッシュにさぞかし会いたいだろうな~と感情移入しすぎて眠れなくなってしまいましたが・・
言葉でそれは何かと言わないけれど、この映画を観た人それぞれの<大切な何か> を思い起こさせてくれる映画で、この映画も私のお気に入りの1作品となりました(^^)
■映画『天使のくれた時間』のタイトル評
原題は意外にも『The Family Man』です。
この原題を付けた意味も分かりますが、邦題の『天使のくれた時間』というタイトルには感動ものです。
それぞれ、視点が違うようですが、この映画を最後までみると、『天使のくれた時間』というタイトルの意味がじわ~っとわかってきます。
この邦題を付けてくださった方は、この映画を心から味わったのでしょうね。
素晴らしい映画との出会い、そして、素晴らしい邦題に感謝です!
それでは、また次回~♪