こんにちは 映画案内人 もすりんです。
アメリカに住んでいるお友達がニュースを知るうえで観ていると教えてくれた、
ネットフリックス配信の『ハサン・ミンハジ: 愛国者として物申す』。
8月25日(日)テーマは【クルーズでの知らざる代償】でした。
ちょっぴり憧れていた!? クルーズ旅行が今回のテーマ。
考えるきっかけにもなりましたので記事することに。
(ただ、難しい点はよくわかりませんので、今回は、
ざっくりのポイントと 歯の妖精について書いています。)
※参考『ハサン・ミンハジ: 愛国者として物申す』の概要
ハサン・ミンハジが世界各地のニュースや政治・文化ネタを取り上げ、
彼ならではのきめ細やかで鋭い観点からズバリ切り込むコメディ・シリーズ。毎週日曜配信。(Netflix)
原題:『Patriot Act With Hasan Minhaji』
『ハサン・ミンハジ: 愛国者として物申す』については、こちらも参考に~
昨年、義理の父が日本国内でのクルーズ旅行に行って、
とても楽しかったと、いろいろと話をしてくれました。
もちろん日本人スタッフも青い目の金髪の人もいるけれど、
東南アジアのスタッフが多かったと聞いていたので、
今回のハサン・ミンハジのテーマ、
【クルーズでの知らざる代償】についても
とても興味をもってみることができました。
アメリカでのクルーズ旅行は急成長のビジネスになっていて、
船には大きなプール、ウォータースライダー、ジェットコースター、
ゴーカート、スカイダイビングの疑似体験 などができるそうです。
(番組の中で映像も見せてくれるのですが、さすがアメリカ!!)
ちなみに、クルーズ旅行は7日間で1,566ドルほどだとか。
今日のレートは105円/ドルだったので、
日本円換算すると163,800円。
クルーズ旅行の場合は、すべての食事も含みますから、
トータルで考えると結構お得なのも理解できます。
また、クルーズ旅行の場合、
従業員と乗船客の比率は、1:3 ぐらいで、
船員スタッフは、ひとりで3人の乗船客のお世話をすることになります。
ま、ここまでは、いいじゃない?となるかと思います。
問題は、これから・・です。
詳しくは番組で観てほしいので、
予習程度ということで、ざっくりとだけ書きますね。
ハサン・ミンハジが番組の中で話してくれているのは、
アメリカの場合、大手3社がその産業の80%を占めていること。
クルーズ旅行はいいところばかりではなく、
わすれがちな重要なことを見逃してはならないということ。
それは、
①海洋環境への悪影響
②海事法について
③雇用環境のこと
①は海の汚染やゴミ問題、
すでに会社が訴えられているという事実も明らかに。
また、海だけでなく、空気汚染もあり、
自動車汚染よりもひどいということ。
②については、
大手の船会社の本社はマイアミになっているが、
船籍がパナマなど、ほとんどが、アメリカではないこと。
つまり、会社が安い税金しか払っていなかったり、
犯罪が起きた場合のことなど、詳しく話してくれています。
③の雇用はフィリピン人の船員がかなり多くいるそうで、
その雇用はというと、なんと・・・
・1週間に70時間~90時間
・1ケ月間残業代なし
船員スタッフ募集のCMも流してくれたのですが、
その一つに、24時間対応できる人 ということも
はっきりと言っていました。
もう考えられないぐらいの雇用環境です。
それで、月収はというと
・
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お待たせしました~
な、なんと 500ドル。
週給でもはなく、月給です。。
今日のレート(105円/ドル)で換算すると52500円!!
ずっと働いての月収です。
フィリピンへ帰国すれば、いい給料といえるかもしれませんが
実態を知ると、働く方たちが気の毒になってしまいます。
そうそう、ハサン・ミンハジが番組の中で、
船員スタッフの時給は、1.8ドル/1時間と言っていました。
逆残すると、
この数値は、500ドル/1ケ月÷1.8ドル/時間=277.777時間
単純に277.777時間を31日で割ると8.96時間。
27.777時間を31日で割っても、9.29時間
もし、お休みの日があるとしたら、
労働時間はもっと長くなります。
(船員スタッフの時給は、1.8ドル/1Hの
計算の仕方は、はっきりしませんので、
仮の計算ということで・・)
いずれにしても、
1週間に70時間~90時間というデータがあるのですから、
かなりの労働時間のはず。
楽しく過ごしている裏にはこういう実態があることは
知っておくべきですよね。。
ここから余談でもあり、歯の妖精の話になります。
■歯の妖精について
ハサン・ミンハジは、クルーズ船のスタッフの
時給は、1.8ドルと話してくれたときに、
【歯の妖精よりもひどい金額】と言っていましたね。
歯の妖精って何?という方はこちらを↓
Tooth Fairy(歯の妖精)について、私は知らなかったのですが、
先日アメリカに住んでいるお友達にちょうど教えてもらったところなので、
知らない人は、参考にしてくださいね^^
乳歯が抜けたら、上の歯の場合には床下になげ、
下の歯は屋根に向かって縁側や窓などから投げた方もいる方も
多いと思います。
マンション住まいでは できませんよね。
窓を観ていたら歯が上に飛んでいったり、下へと投げられたり・・
その場面に出くわしたら、怖いです(笑)
Wikipedia の説明がありましたので、載せておきますね。
歯の妖精(ドイツ語: Zahnfee, 英語: Tooth fairy, フランス語: la Petite Souris, スペイン語: Ratoncito Perez)とは、抜けた乳歯をコイン(場合によってはプレゼント)に交換してくれる妖精である。乳歯から永久歯への生え替わりに関しては、
人間であればほぼすべての人が経験する通過儀礼であるだけに、
洋の東西を問わずさまざまな迷信が存在している。西洋においては、抜けた乳歯を枕の下に入れて寝ると、
翌朝歯の妖精がそれをコイン(アメリカにおいてはクオーターが多い)、
あるいはプレゼントに交換してくれるという言い伝えがある。
そうなんです、だから、そのお友達は、
子供の乳歯が抜けたときは、
翌朝、枕元に、気づかれないようにこそっと、
1ドルお金を置くといっていました。
上のWikipediaによると、
アメリカでは、クオーターが多いと書かれていましたが、
その地域や物価によってちがうのかもしれません。
ちなみに、その友達は、ニューヨーク住まいで、
お友達から聞いたのだと思います
ちなみに、
その息子さんの乳歯が日本に帰国しているときに、
抜けそうなときはどうしたか、というと・・
お友達の場合は、日本には、<歯の妖精>はいないから、
アメリカにいるときに 乳歯が抜けないと、
1ドルはもらえないと、伝えたそうです。
そのため、、その子は、ぐらぐらの歯が気にしつつも、
なんとか帰国してから歯が抜けるようにこらえていたそうですが、
残念ながら日本滞在中に抜けたそうです(笑)
話を戻しますね。
ハサン・ミンハジは、クルーズ船でのプールの事故についても、
ふれていました。
クルーズ船のプールには監視員もライフセーバーもおらず、
これまでも幼い子が命を落とすという悲しい事故があったそうです。
今はというと、
船会社の3社のうちの2社がやっと2年前から監視員を置くようになったが
それでも、あと1社はまだ監視員を配置していないとのことでした。
番組の話の中で、ハサン・ミンハジはクルーズ船へ
乗るなとは言っているわけではありません。
最後にクルーズ旅行のいくつかアドバイスを伝えてくれましたので。
(本人も実は、家族でクルーズ旅行を検討していたぐらいです)
彼の番組は、
映像あり、データあり、笑いありで、わかりやすく伝えてくれます。
(といっても、まだまだ字幕中心で観ている私なので、
すべてを理解できていませんし、なんとな~くわかるという程度です)
この英語のスピードについていけるようになったら、
かなりの英語のレベルがあがっている証拠になります☺
アメリカの時事問題も知ることができて、英語力もアップという、
一石二鳥の番組です。
ただ、映画のこと、アメリカの俳優や有名人なども、
ちょいちょい出てきますが、
その話をしらないと、ちっとも笑えないときも多いです。
これからも そういうときの 取り残され感じも、味わいつつも、
来年の今頃には、どれぐらいヒアリングができるようになっているかな~とか
アメリカ事情についても理解が深まっているといいな~と
感じられるようになったらうれしいなと思いながら、
楽しんでこの番組を観ていきま~す。
では、また次回~♪