こんにちは~ 映画案内人 もすりんです。
今回ご紹介の映画『TAG タグ』は、
確かにコメディではあるけれど、
笑うだけでは終わらない映画です。
大人になっても、だれしも自分の中に、
子どもの部分の自分も、ちゃんといるんです。
どうしても、
「大人のくせに~」「もう大人なんだから~」という
気持ちも出てしまうもの。
だからこそ、この映画のように、
大人が子どものように、というか、子ども以上に遊んでいる姿が、
嬉しくもありました。
でも、なぜ これほどまでに 真剣に遊ぶのでしょう。
その理由は映画の中で明かされていきます。
■映画『TAG タグ』のネタバレなしのあらすじ
いい年した大人の男達が本気で繰り広げる、毎年恒例なんでもありの鬼ごっこ。
子供の頃から一度も鬼になったことがない奴に一矢報いるため、一大作戦が幕を開ける。(ネットフリックス)
ワシントン州スポケーンに暮らす男性たちが、
毎年ある月、1ケ月間のみ鬼ごっこに費やす生活を長きにわたって続けたという、実話が元になっています。
2013年1月に「ウォールストリート・ジャーナル」が彼らを特集した記事を掲載し、映画の中でもその記事が出てきます。
<映画情報>
製作国/公開:2018年 アメリカ
上映時間:105分
原題:Tag
監督:ジェフ・トムシック(初監督作品)
脚本:ロブ・マッキトリック/マーク・スタンラン
日本劇場公開:未公開
■映画『TAG タグ』の主な登場人物/キャスト
タグ(鬼ごっご)に参加している人については、
映画に登場する順番に書いていきますね^^
(★注1)ジェリーが登場する前に、ジェリーの名前がよく出てきますので、
誰だろう、どんな人だろうと想像を掻き立てられます。
タグ(鬼ごっこ)のメンバー曰く、史上最強の鬼ごっこプレーヤーということです。
≪タグ(鬼ごっこ)の 5人のメンバー≫
①【ホーガン・マロイ】
獣医額の博士号をもつ。
映画の中では、ホーギーと呼ばれている。
※エド・ヘルムズ(Ed Helms)
1974年アメリカ生まれのコメディアンであり俳優。
コメディ映画の「ハングオーバー」(★★注2)シリーズでは、スチュ役。
スチュ役のエド・ヘルムズが一番インパクトがあるため、ついついて「スチュ」とまいます(笑)
ちなみに、スチュの役柄の名前は、スチュアート・プライス です。
※(★★注2)※
第1作目『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2009年)
第2作目『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』(2011年)
第3作目『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』(2013年)
②【ボブ・キャラハン】
フリーダムという優良企業のCEO。
ボブが「ウォールストリート・ジャーナル」の女性記者に
会社についてのインタビューを受けるはずだったが、
その記者はタグ(鬼ごっこ)に同行していくことに・・。
※ジョン・ハム(Jon Hamm)
1971年アメリカ出身の俳優。テレビでも活躍
タグ メンバーではエリートとしての配役がぴったり。
紳士風なところが素敵でした(^^)
③【ランディ・チリアーノ】
奥さんとは離婚。
おやんちゃタイプで愛称はチリ。
おやんちゃと言えども、ジェリーに比べると
まだまだましというところでしょうか。
※ジェイク・ジョンソン(Jake Johnson)
1978年アメリカ生まれ 俳優、作家、プロデューサー
映画だけでなくテレビでも活躍中。
④【ケヴィン・セーブル】
性格はおとなしいが理屈っぽいところも・・。
セラピストのカウンセリングを受けている。
※ハンニバル・バーエス(Hannibal Buress)
1983年アメリカ生まれのコメディアン、俳優、作家、そしてプロデューサーです。
⑤【ジェリー・プライス】(★注1)
9歳のころからはじめた鬼ごっごでは、
1度も鬼になったことがない強者。
※ジェレミー・レナー(Jeremy Renner)
1971年アメリカ生まれの俳優。
少し怖そうな雰囲気を持っていますが、
実際は、明るく気さくな人柄らしいです^^
怖そうな雰囲気 と 明るく気さくな性格とのギャップ、好きだな~
≪その他≫
【アンナ・マロイ】
ホーガン・マロイの奥さん。
タグメンバーではないけれど、同行する熱い頼もしすぎる協力者。
※アイラ・フィッシャー(Isla Fisher)
1976年オーストラリア生まれの女優で活躍の拠点はアメリカ。
2012年の映画『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』では、
ケイティ役。
【レベッカ・クロスビー】
ボブ・キャラハンの会社にインタビューに来た、
「ウォールストリート・ジャーナル」の女性記者。
※アナベル・ウォーリス(Annabelle Wallis)
1984年生まれのイギリスの女優。
2001年の『ハリー・ポッターと賢者の石』と
2002年の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の
ダンブルドア校長役のリチャード・ハリスの姪にあたる。
≪配役についての余談≫
映画製作者側は、ウィル・フェレルとジャック・ブラックの起用することを念頭において企画を進めていたそうですが、2人の起用は実現しなかったとか。。
映画『パパVS新しいパパ』では、
新しいパパのブラッド役⇒ウィル・フェレル
実の父親役のダスティ役⇒マーク・ウォールバーグ
でしたが、実は当初
新しいパパのブラッド役⇒エド・ヘルムズ
実の父親役のダスティ役⇒ウィル・フェレル
になっています。
タグメンバーとしてのウィル・フェレルとジャック・ブラックは
誰の役として考えられたかは はっきりわかりませんが、
上のような配役とすると、イメージ的には、
ウィル・フェレル≒エド・ヘルムズなのかもしれませんね。
■映画『TAG タグ』の感想
(ネタバレにならないように書いています)
職業もタイプもそれぞれバラバラなのに、5人でず~っと仲良くできるって、素晴らしいですよね。
最初は、大人が 鬼ごっこ を 楽しんでいる、ぐらいのコメディかと思っていたのですが、いやいや、単にドタバタ・ドタバタだけではありません。
でも、それは「どうして」そんなに真剣なのかを書いてしまうと、
完全なるネタばれなので、やめておきたいなと思います。
ネタバレはできるだけ書きたくないので、お許しくださいね^^
映画の冒頭に、
【実話に着想を得た物語】(Inspired by a true story)とありますので、
ところどころ実話違うところもあるようです。
例えば、映画の中では鬼ごっこは9歳とありますが、
記事では高校の時に始まり、それ以降23年間続いていること。
そして、季節は映画の中では5月でしたが、実話では2月。
だから、このストーリーはあくまでも、実話にヒントを得た映画ということを
知っておくと、映画を観終わったときにホッとすることがあるかもしれません。
今日の記事の映画『TAG タグ』については、
ネタバレとなるので、あまり書けませんが、
せっかくこのページを読んでくれた方に申し訳ないので、
今日は英語のお勉強ということで映画の中での気になったフレーズを書いていきますね。
To live in the past is to die in the present.
訳:過去に生きることは、今 死んでいることだ。ビル・ベリチック(アメリカンフットボールコーチ)の言葉
We don’t stop playing because we grow old; we grow old because we stop playing.
老いて遊びをやめるにあらず。
やめるから老いていく。
映画の中では、ベンジャミン・フランクリンの言葉とか、
ドイツの哲学者 グロース と言っていましたが、
調べた結果、イギリスのジョージ・バーナード・ショーだったようです。
ジョージ・バーナード・ショーは(1856年~1950年)は
劇作家であるだけでなく、アイルランドの文学者、脚本家、評論家、政治家、教育家、ジャーナリストでもありました。
ジェリー(ジェレミー・レナー)が、自分の結婚式のパーティー会場で
ホーギー(エド・ヘルムズ)やボブ(ジョン・ハム)につかまりそうなところを
うまい具合に切り抜ける場面があるのですが、そのあとに、ジェリーが言った言葉にケーキという言葉が聞こえたので、繰り返し聞いたところ、そのセリフは
「a piece of cake」で、意味は「たやすいこと」でした。
このコメディ映画では、ストーリーを楽しみつつ、
名言や英語が学べました^^
■映画『TAG タグ』のタイトル評
タグと聞くと、洋服についているタグかな、と思った私でしたが、
TAG の意味が最初にわかるのは、この場面。
会社CEOのキャラハンが、「ウォールストリート・ジャーナル」の女性記者のインタビューを受けていると、
清掃係に変装したホーギー(エド・ヘルムズ)が登場します。
そこで、
「So, you try to tag me?」と会話していて、
ここで TAG の意味が、鬼ごっこ ということがわかります。
初めてみたときは、何? という状態だったのですが、
GOODな映画タイトルいうことで今は落ち着いています☺
それでは、また次回お会いしましょう~♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ブログを読んでくださった方、
そして、ご縁がなかった方、すべての方に
素敵な日々が続きますように💛