ラブコメの帝王というイメージが強いヒュー・グラント。
そのイメージを払拭した映画のひとつが「マダム フローレンス!夢見るふたり」(原題:Florence Foster Jenkins)です。
年を重ねたイギリス紳士としてのヒュー・グラントもなかなか素敵に見えてきます。
映画「マダム フローレンス! 夢見るふたり」の主人公の女性は、実在した人物というところも注目です。
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■映画の主人公は伝説のソプラノ歌手
映画「マダム フローレンス!夢見るふたり」で描かれたのは、アメリカのソプラノ歌手、フローレンス・フォスター・ジェンキンス(Florence Foster Jenkins)です。
原題は、主人公の名前をそのまま使っています。
フローレンス・フォスター・ジェンキンスは、1868年7月19日に生まれ、1944年11月26日に76歳で亡くなっています。
この映画では、フローレンスの晩年の頃が描かれています。
ソプラノ歌手でありながら音程が外れてしまうという「異色の歌姫」。
フローレンスのレコードは2種類のコンパクトディスクで今も発売されて実際に聴くこともできるそうです。
■映画の中のマダム フローレンスの豆知識
「マダム フローレンス! 夢見るふたり」の中のマダムフローレンスについてまとめてみました。
・8歳の時、ホワイトハウスで大統領の前でピアノを披露した経験がある。
・音楽に対しての情熱を父親が理解してくれなかったため、16歳で家出。
ピアノ教師としてフィラデルフィアで自活。
・18歳で遊び人の医者と結婚するも梅毒をうつされてしまう。
・梅毒になって50年以上も生存(当時としてはとても珍しいこと)
・前の医者であった旦那さんとは結局離婚する。Jenkinsは前夫の姓
・シンクレアとは、1914年に出会って25年連れ添っている。
(正式には結婚せず事実婚状態)
・好きな食べ物はポテトサラダとサンドイッチ
映画の中でも、ポテトサラダ という言葉が何度か出てきますし、お食事会の時には、山ほどのポテトサラダを準備している場面も。
本当に山ほど・・・なのです。
■ヒュー・グラントの役柄は70歳近くという設定
この映画「マダム フローレンス!夢見るふたり」は、イギリスのBBCとフランスの Pathéという映画会社によって制作され、2016年に公開された英語での作品です。
マダム フローレンスの役はベテラン女優のメリル・ストリープ。
映画「マダム フローレンス!夢見るふたり」のヒュー・グラントはこの映画の中で、70歳近くという役柄ということもあり、「あれ?これまでのイメージとは違う」 という感じで、見るのをしばらくやめていたほどでした(苦笑)
それに、昨年、2015年公開のフランス映画「偉大なるマルグリット」という題名でも伝説のソプラノ歌手 フローレンス・フォスター・ジェンキンスを題材にした作品を観ていたため、「マダム フローレンス!夢見るふたり」は、しばらくの間ネットフリックスの<視聴中コンテンツ>の1本に(笑)
でも、そろそろヒュー・グラントに会いたくなり「マダム フローレンス!夢見るふたり」を観ることにしたら、今度はあれよあれよという間に どんどん映画に引き込まれていったのでした・・。