2016年公開の映画「マダム フローレンス!夢見るふたり」(原題:Florence Foster Jenkins)が気に入った理由などを思いつくままに書いていきます。
観るたびに いいな~と思う場面が増えていきます^^
■お気に入りの理由 その1
【好き!を追及すると・・】
マダム フローレンス(メリル・ストリープ)が最初にリサイタルを開いたときは、「本当の音楽愛好家のみが参加」できるリサイタルだった。
だか、スタークという会社経営者の後妻アクネス(ニナ・アリアンダ)という若く魅力的な女性が夫の誘いでいやいやながらマダム フローレンスのリサイタルで歌を聴くことに。
そもそもマダムの歌を聴く気のないアグネスは、最初は目をつむっていたが、マダム フローレンスが歌いだすと あまりの音痴さに驚き、笑いが止まらない。
こういう場面では、シンクレア(ヒュー・グラント)は、笑い転げているアグネスに対して、「具合いでも?」と尋ね、夫のスターク氏は「せき込んで・・」 と上手い言い方して、会場から廊下へと移動させるのだった。
【マダムの音痴な歌声を笑っていたアグネスが応援者へ】
実は、この大笑いしていたアグネスという金髪の女性は、カーネギーホールのリサイタルにもマダム フローレンスの歌を聴きに来ます。
3000人もの人数が集まったカーネギーホールでマダム フローレンスの歌が始まると、兵士が、マダムの音痴さに大笑いしだし、フローレンスの表情も曇り、歌うことができなくなってしまうのだった。
このときに、以前のリサイタルでお腹を抱えてあれほど笑い転げていた魅力的な女性アグネスが助け舟を出し、マダム フローレンスの歌を聴いてゲラゲラ笑う兵士たちに向かって「静かに!」「力の限り歌んでいるんだから。声援を送ろうよ」と呼びかけはじめ、マダムへの「ブラボー!!」という歓声が沸き起こり、マダムは歌を再開することができたのでした。
マダム フローレンスの音楽を心から愛するまっすぐな気持ちが、まわりに伝わっていきます。
この時の女性 アグネスが、舞台の上のマダム フローレンスを見つめる心からの笑顔もとってもとっても素敵♡
このシーンを思い出すと心がほんわか温かくなります。