⑨映画『マダムフローレンス! 夢見るふたり』セリフがほめ方の参考に・・・

2016年公開のイギリスとフランスが制作した映画「マダム フローレンス!夢見るふたり」では、実在した音痴なソプラノ歌手が描かれています。

気に入った場面がたくさんあります^^
少しずつ気に入ったところなどを まとめています。

※登場人物はコチラ
※あらすじ前半後半 

 

 

■お気に入りの理由 その6

【ほめ方について参考になる】

歌が下手で音痴なマダム フローレンス(メリル・ストリープ)に対しては、音楽愛好家の人たちが、マダムの歌をほめるというよりも、あくまでもいいところを見つけて伝えるところがいいなと思いました。

マダムの存在は、アンデルセンの童話 「裸の王様」と同じだ という見方もできますが、この映画に関しては、マダム フローレンスの音楽への愛情をもひとつのテーマに描いているように感じたので、私はどちらかというと 「褒めるうまさ」のほうが映画を観終わったあと印象に残っています。

ついつい人の粗を探しがちですが、いいところを見つけようとするその姿勢がとても参考になります。

 

映画の中で、マダム フローレンスの歌に対して、
「かなり多くの課題がある」と伝えつつも「ただ、今までで一番いい」という言葉だったり、リサイタルのあと、「衣装が素敵」「感激した!」「耳がよく聞こえたなったけれど感動した」「朝露みたいな新鮮な声」などと、音楽愛好家の奥様たちがほめたたえています。

また、シンクレア(ヒュー・グラント)のマダムへの「very very very well」というほめ言葉。
私もこんな風に言われたいな~(笑)


もしも、マダムフローレンスがシンクレアというよき理解者に出会っていなかったら、マダムの人生はまったく変わっていたかもしれません。

と、書きつつも、マダムフローレンスの音楽への情熱と愛情をもってすれば、シンクレアではなくともきっと応援者が現れるはずですね^^

 

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