どこかに行ってしまった純粋な心を思い出すには『パディントン2』のようなファミリー映画をみるのもいいみたいです。
大好きなヒュー・グラントが出演しているということで『パディントン2』に興味があったのものの、ファミリー映画だし、映画館だとお金がかかるし・・・ということでいつか見られる日を楽しみにしていた映画の1本です。
私は学生の頃にパディントンに出会い、ペンケースはパディントンが描かれているもでした。
ペルー出身でロンドンへ来たということが缶のペンケースに英語で書き添えてあり、色がついていない地味なパディントン。
ペンケースの絵のパディントンと、映画でのパディントンとは、外見上でのギャップがあり、(例えば、映画では鼻の部分だけ白っぽいとか、毛質など)些細なことにちょっとした抵抗感があったのでした。
(例えば、アニメが立体のぬいぐるみになると、イメージと違って、がっかり資する、あの感覚です)
ちなみに、わたしはパディントンの本を読んだこともないので、どんな性格かも全く知らなかったのですが、観ていくと、あら、こんなにいいクマだったんだと、映画の中のパディントンも好きになりました(笑)
おっちょこちょいだけれど、礼儀正しく、まっすぐで、人を疑うこともない、とっても好青年のパディントン。
心が寒々としているときは、ファミリー映画とはいえ、大人の心に響くものもあります。
ということで、映画の中のみんなが(それなりに)ハッピーになる『パディントン2』について今日は書いていくことにしました。
■映画『パディントン2』のネタバレなしのあらすじ
ロンドンで幸せに暮らすパディントン。ルーシーおばさんの誕生日プレゼントにぴったりな世界にただ1冊の絵本を見つけるが、絵本がぬすまれて容疑者に…!?
<映画情報>
製作国/公開:2017年 イギリス・フランス
上映時間:103分
原題:原題:Paddington 2
監督:ポール・キング
脚本:ポール・キング/サイモン・ファーナビー
日本劇場公開:2018年1月19日
原作本:マイケル・ボンド(訳本「くまのパディントン」)
1926年1月13日~2017年6月27日(91歳没)
※イギリスでのこの映画公開日は 2017年11月10日なので、マイケル・ボンドさんの没後の公開となりました。
■映画『パディントン2』の主な登場人物/キャスト
【パディントン】
ロンドンのブラウン家に暮らすペルー出身のクマ
【ルーシーおばさん】
パディントンを育てたおばさんのクマ
ルーシーおばさんの旦那さんのパストゥーゾは天国
≪ブラウン一家≫
【ヘンリー・ブラウン】・・ブラウン家の主人で保険の仕事をしている
ヒュー・ボネヴィル(Hugh Bonneville)1963年イギリス出身
テレビドラマの『ダウントン・アビー』のパパ。グランサム伯爵 ロバート・クローリー。
この役、素敵でしたね!
『ダ・ヴィンチと禁断の謎』のシリーズ1の第1話の最初にも登場しますが、ほんのちょっとだけ。若い青年をもてあそぶような役のため、『ダウントン・アビー』のロバート役のイメージとは全然違います。
映画のタイトルは分かりませんが、若いころ、ジェーン・オースティンの作品にワンシーンだけ登場していました。
年を重ねていい雰囲気になった俳優です。
【メアリー・ブラウン】・・ヘンリーの妻
サリー・ホーキンス(Sally Hawkins) 1976年イギリス生まれ
2013年の『ブルージャスミン』では、ジャスミンの異母姉妹であるジンジャー役。
【ジュディ・ブラウン】・・ブラウン家の長女で、古い印刷機で女の子向けだけに新聞を発行している。
マデリン・ハリス(Madeleine Harris)2001年イギリス生まれの女優
【ジョナサン・ブラウン】・・ブラウン家の長男。学校の友達には格好をつけて「Jドッグ」と呼ばれているが、実はSLオタク。SL好きではダサいと思っているため、秘密にしている。
サミュエル・ジョスリン(Samuel Joslin) 2002年イギリス生まれ。学業もあるためまだ出演作は少ないです。
【バード夫人】・・ブラウン家の親戚。(ジュディやジョナサンのおばあちゃんではない)
ジュリー・ウォルターズ(Dame Julie Walters)1950年イギリス出身
ハリーポッターシリーズでは、ロンのお母さん役。
≪そのほか≫
【フェニックス・ブキャナン】・・ブラウン家のお隣さん
以前はウエストエンドの舞台で活躍していたが、今やドックフードのコマーシャルぐらいしか出演していない。過去の栄光を捨てきれないナルシスト。
ヒュー・グラント(Hugh Grant)1960年イギリス生まれ。
2009年『噂のモーガン夫妻』のポール・モーガン、2014年『Re:LIFE リライフ?』のキース・マイケルズ、2016年『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』のシンクレア役など、ほかにも知られている映画はいっぱいあります。テレビドラマでも活躍中。
※映画の中では、フェニックスと呼ばれていたり、ブキャナンと呼ばれています。
【ナックルズ】・・刑務所の料理人だがみんなに恐れられている存在
ブレンダン・グリーソン(Brendan Gleeson)
1955年アイルランド生まれで、もともとは小学校の教師。
2007年の映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』や2010年の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』ではマッドアイ・ムーディ役
2017年の『ロンドン、人生はじめます』では、ドナルド・ホーナー役。
2020年の『ザ・コミー・ルール 元FBI長官の告白』ではドナルド・トランプ役など、映画やテレビドラマで活躍中。
■映画『パディントン2』の感想(ネタバレ注意)
私の好きなヒュー・グランドの役は、超ナルシストで悪者だけれど、ラストでは、いきいきと(←映画の観てのお楽しみ)自分がしたいことができるようになっているというところが、まだ救いかな。
刑務所にいた人たちとパディントンの心の距離が近くなり、みんな仲良くめでたしめでたしというストーリー展開なので、まさにファミリー向けです。
ピンク色の囚人服はとってもキュート。どうしてピンク色なのかは映画で見るとわかります。かわいい理由です(^^;)
パディントンがルーシーおばさんにプレゼントしたいと思った例の飛び出す絵本には、イギリスの観光名所が12か所ほど載っているとか言っていたけれど、映画の中では、そのうち数か所しかわからなかったような。。。
そうそう、あのたくさんの宝石はどうなったのでしょうね。
映画では、その宝石のことにふれていなかったようですが・・・
(このように宝石が気になるのは、大人の証拠!?)
■映画『パディントン2』のタイトル評
原題は、Paddington 2 そのままに異議な~し(笑)