【こんな描き方していいの?イギリス王室のパロディ番組】『ザ・ウィンザーズ』

こんにちは!

イギリス王室を描いた映画には、みなさんがご存知のように、『英国王のスピーチ』『クィーン』『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』『ダイアナ』『ザ・クラウン』など、多くの映画があります。

今回ご紹介する番組は、同じロイヤルファミリーが登場するものの、超パロディ版。

最初『ザ・ウィンザーズ』を観たときは、あまりのパロディぶりに、冷や冷やするかもしれません(笑)

■『ザ・ウィンザーズ』のネタバレなしのあらすじ

大衆に愛されるイギリス王室をちゃかしたぶっ飛びメロドラマ・コメディ。
スキャンダルと試練に満ちた一族の日常が、ありえない展開と絶妙なパロディで綴られる。(Netflix)

<番組情報>
製作国/公開:イギリス(2016年 シリーズ1 ~2019年 シリーズ3)
原題:The Windsors
原作・制作:ジョージ・ジェフリー、バート・タイラー=ムーア

■『ザ・ウィンザーズ』の主な登場人物/キャスト

チャールズ皇太子ハリー・エンフィール/Harry Enfield)】
ハリー・エンフィール・・1961年 英国生まれで俳優・脚本家・プロデューサー
ちょっとクシャおじさんっぽい。←わかるかな~


コーンウォール公爵夫人のカミラヘイドン・グワイン/Haydn Gwynne)】
ヘイドン・グワイン・・・1957年イギリス生まれの女優
カミラの意地悪なところを、うまく表現している。
ダイアナ好きな人だったら、こういうカミラだと思いたい!?


ウィリアム王子ヒュー・スキナー/Hugh Skinner)】
ヒュー・スキナー・・1985年ロンドン生まれで俳優
真剣な顔をしているときは、かなりイケメン。
2018年の映画『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』では、若いころのハリーの役。


ケイト/キャサリン妃ルイーズ・フォード/Louise Ford)】
ルイーズ・フォード・・・イギリス生まれの女優・コメディアンヌ。
この番組においては、ケイトた一番まともに描かれているのではないでしょうか。
ちなみに、彼女の夫はMr.ビーンの映画や、ジョニー・イングリッシュシリーズの映画でもおなじみのローワン・アトキンソン
年の差28歳。ローワン・アトキンソンは62歳での結婚です。

ルイーズ・フォードは、ローワン・アトキンソンにとって3番目の妻(2014年~現在)で、
2017年に娘さんを出産しています。
『ザ・ウィンザーズ』は2016年から放映されていますが、いつのまに出産したの?という感じです。
美人でスタイルも抜群なルイーズ・フォードです。

※参考※
ローワン・アトキンソンが出演しているお気に入り映画
1997年の映画「Mr.ビーン劇場版」
2003年の映「ジョニー・イングリッシ」
2007年の映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」
2017年の映画『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』

 

ハリー王子リチャード・ゴールディング/Richard Goulding)】
リチャード・ゴールディング・・俳優
2011年の映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』にも出演。
この映画は観ましたが、どの役だったのかはわからないので、またわかったら追記したいと思っています。
リチャード・ゴールディングは主役級の役はもらっていませんでしたが、こういうおバカな役も見事に演じられるということは、それだけ演じる幅が広いので、これからに期待しています。

エピソード3~
ハリー王子トム・デュラント=プリチャード(Tom Durant-Pritchard)】
トム・デュラント=プリチャード・・・1987年ロンドン生まれ

★ハリー王子役が変更になったのはなぜ?
理由ははっきりわかりませんでしたが、リチャード・ゴールディングは現在、2020年から始まったテレビドラマ 「White House Farm」(イギリスの犯罪ドラマテレビミニシリーズ) にデヴィッド役として出演していますので、その関係がなにかしらありそうです。
リチャード・ゴールディングが健康でよかったです^^
どんどんと、いい役をつかんでいってほしいです。

 

キャサリン妃の妹・ピッパモルガナ・ロビンソン/Morgana Robinson)】
モルガナ・ロビンソン・・1982年オーストラリア生まれですが、イギリスでコメディアン・作家・女優として活躍。
多くのテレビ番組に出演しています。

 

■『ザ・ウィンザーズ』の感想

いや~、この番組を観た時、実名でしかも、こんなにバカにした描き方をしていいの? 
そのうち訴訟問題に発展するんじゃないの・・・なとど、こちらの方が、ハラハラするほど、それぞれのキャラクターについての誇張度合いに驚かされます。

フィクションとはいえ、ドラマの中の出来事は、100%そんなことは起きなかった、とすべて断言できないこともあるかもしれません。
そんなところが想像をかきてて面白い(笑)


それにしても、こういう番組が放映されていても、何も言わないイギリス王室は、なんて懐が広いことか。
放映禁止にしたり、名誉棄損とかで訴えることもできるはずですから。

なので、かえって、黙っている、イギリス王室って凄い!って思えてきます。

ただ、もし、イギリス王室が番組制作側に文句を言ったとしたら、
本当にあった事柄が多いとか、その人がやっぱり、そんなキャラクターだと認めてしまったことになってしまいますよね。

弱い犬ほどよく吠えるというように、イギリス王室が無反応で相手にしないというのが、一番賢い選択のようです。

番組制作側も、そういったこともわかっているのかもしれません。

そういえば、
この番組には、シリーズ3までにおいては、エリザベス女王とフィリップ殿下(エディンバラ公)は登場していません。

さすがに、エリザベス女王とフィリップ殿下に対しては敬意をはらっているなど、最低限の配慮はしてるような・・・

■『ザ・ウィンザーズ』のタイトル評

原題『The Windsors』をそのまま邦題にしただけの『ザ・ウィンザーズ』。

こういうシンプルなタイトルって、自由にイメージさせてくれて好き。
だから、映画を観ると、タイトルが、彼らをバカにしたタイトルだという感じがよ~く伝わってきます。

『ザ・ウィンザーズ』では、ウィンザーズ家の人や、彼らに関わる人たちを描いているはずだけれど、エリザベス女王は登場しない、という矛盾がポイントのような気がします。