『ビリオンズ(Billions)』<シリーズ1-2 命名権>の詳しいあらすじ(ネタバレ注意)

今日は、1-2 のあらすじです。

2. 命名権
アックス社への調査が始まり、アクセルロッドは自分への忠誠心を証明するようウェンディに強い、さらに連邦検事局内にスパイを送る。(Netflix)

ドラマでの登場人物が多く、複数の出来事が並行して進んでいきますので、ストーリーごとにまとめてみました。

 

★参考★『ビリオンズ(Billions)』シリーズ1の詳しいあらすじ一覧はコチラ

 

『ビリオンズ(Billions)』<シリーズ1-2>

*【スティーブン・バーチをめぐるストーリー】

1-1の中で、記者会見しているときに、チャックにボビー・アクセルロッドをなぜ逮捕をしないのか?と質問した新聞記者マイクが、1-2でも登場します。
 
自分の身が危ないと思ったボビーは、自分に敵対心を抱いている新聞記者のマイクに接触します。そこで、手柄を立てたかったら、鉄道会社の件を調べるように話をもっていきます。そのため、スティーブン・バーチがインサイダー取引を記事にします。

ボビーと妻のララは、寄付金のパーティー会場で、ティーブン・バーチの記事がネットに流れることを知ります。当の本人スティーブン・バーチは顔色を変えてパーティー会場を抜け出します。
このとき、ボビーはがんばれみたいなポーズをするが、本当はボビーが新聞記者にリークさせたのでした。

また、この記事がすっぱ抜く前に、新聞記者が連邦検事の部下のタラ(女性)へコメントを電話で求める場面があるが、このときのタラは、実は女性と遊び中。それだけならまだしも、薬も手を出しているという・・・

実はこのタラの遊び相手は、ボビーのまわしものが手配した女性で、遊んでいるところを盗撮されていたのでした。
 
後日、タラの部屋にボビーの手下がやってきて、薬の件など、ばらされなかったら、連邦検事での動きを報告しろと言われてしまい、自分の身をまもるため、しぶしぶスパイを開始することになります。

※これが、  1-2のあらすじの「さらに連邦検事局内にスパイを送る。」の部分の説明になります。
 
チャックの部下のブライアンは、スティーブン・バーチを逮捕する計画を練っていたが、チャックは司法取引をして、なんとかボビーのインサイダー取引など違反行為の情報を得ようとする。
 
 

*【アックス社の社員 ヴィクターに関するストーリー】

ある日突然、SEC(会米国証券取引委員会 U.S. Securities and Exchange Commission)と名乗る人たちが、会議中にやってくる。彼らは、「ポートフォリオトレーダーとアナリストは席に行き、トレーダーは残って」と言って投資履歴を元にひとりずつ質問をしていく。(投資ファンド会社では、ファンドマネージャーが投資すると思っていましたが、ここでは、ポートフォリオトレーダー、トレーダーがいるようです。ふたつの違いは調べてもわたしにはわかりませんでした。1-1では、新人のキムがアナリストと名乗っていたのですが、SECと名乗るひとたちから質問を受けていたので、キムは、トレーダーとして仕事をしているようです。)


が、実はこのSECと名乗るのメンバーたちというのは、予防訓練であり、今後はアックス社を守るためもコンプライアンス部門として働く同僚として、ボビーが紹介する。

スティーブン・バーチが逮捕されたことから、アックス社も急な調べに対応できるように備えないといけないと。

社員たちは、安堵の表情を見せるが、安心しているのもつかの間が、ボビーが社員のヴィクターにエリーヴァ社の取引は違法行為で、危険にさらしたから、今すぐクビだと伝える。

ヴィクターは、儲けるためにはみんながやっている違法行為だと訴えるが、ボビーは「俺はその取引を許可したか?」と会社を危険な目にさらしたことを理由に会社を追い出されてしまう。その場は凍り付いてしまった。

この様子を見ていたウェンディ(連邦検事チャックローズの妻であり、チャックと結婚する前から精神分析医の資格をもってアックス社に勤めている)は、今回の訓練について、自分に知らされていなかったとして怒るとともに、ヴィクターを最悪の形で辞めさせたとして、ボビーを責める。

ウエンデイは、この時ヴィクターのことを、ボビーに認めてもらいたいがために、危険を犯していい成績を上げていたことも伝えている。
こんな風に、きちんと社員の性格を把握しているウエンデイ、さすがです。

ボビーの方が、ウェンディに色々と言われて謝るぐらいだったので、ウエンデイの立場が、かなり強いこともわかる。

ウエンディはボビーにヴィクターの件を頼むと言われ、ビクターの家にいく。

実は、ヴィクターは「難読症」だったため苦労して大学を卒業し、成績を上げてきたことも理解していることを伝える。
ヴィクターとしてはボビーに報復したい気持ちが強いため、戦う姿勢を見せるもウエンディはやめるように言う。

ヴィクターはウエンディに「戦えといってきたじゃないか!」という。ウエンデイは「勝てるならば」と答える。
このシーンは1-2でも印象に残る場面です。

ウエンディは、以前アックス社から銀行に転職しようとして、銀行の面接の人にボビーの悪口を言ったことが発覚。するとボビーでは、その人を雇ったら自分の敵になると全銀行に通達を出し、ほぼ決まっていた再就職はおじゃんとなり、ブログを書いて生計をたてていると話す。

それを聞いて、ヴィクターも怒りをもちつつも、ボビーと戦うことについてはトーンダウンさせる。

結局、ボビーが支払って一応解決したことになります。
(あとからボビーとウエンディが会話する場面がありますが、15年間お互いに信頼しあってきたことがわかります)

 

*【ホールの命名権と寄付金に関するストーリー】

1-2では、命名権というタイトルですが、これは1-2で寄付のパーティーをしたホールでの名前にはエリーズ・イーデル・ホールという名称で、イーデル家の名前がはいっていて、ボビーはこれを自分の名前にしたいとララに言い出す。

ララは、このホールを管理しているショーンに連絡する。
この年配の男性のショーンは、シリーズ4か5くらいにはまた登場してきます。

ショーンは、ボビーとしては、寄付金を出すからホールの名前を自分の名前に変えてほしいという希望するも、イーデル家としては、ホールの名前には自分のファミリー名がはいっているので、自分たちの名前も残して、ホールの回収工事のための寄付だけをしてほしいと考えている。このホールの管理をしているため、ボビーとイーデル家たちのひととの板ばさみ状態だった。

ボビーは、イーデル家が現金にこまっているという情報を得ているので、ここで強気に出る。

 
ボビーは学生時代、ゴルフのキャディのアルバイトをしていたことを話し始める。
 
ボビーは芝も読み取れるので、イーデル家のおじいちゃんにラインを聞かれたのでアドバイスしたら、力みすぎたので、外してしまう。今回イーデル家との寄付金の話し合いに同席していた当時学生のイーデル家の当時中学生だったチャドが、そのおじいさんがプレイを失敗したことを笑ったため、おじいちゃんが怒ってしまい、そのとばっちりでボビーがキャディのアルバイトをクビになり、そのゴルフクラブまで解雇させられたとのことだった。
 
そのキャディのアルバイトは、土日だけで、1回16ドルで、1日2回で32ドル、そして土日で64ドル稼ぐことができる仕事で、これまでは、16回の週末だけのアルバイトで年間1024ドル稼いでいたが、ボビーそれがなくなってしまったという話をする。(もちろん、イーデル家の当時学生だった相手はこの話もボビーのことも覚えていない)

このホールの命名権のための1億ドルとは別に、ホールの名前を変えるのに、2500万ドルという話になっていた。
 
ボビーは小切手を渡す時に、先方の希望の2500万ドル金額から、自分がもらえなかったキャディのアルバイトの損失の1600万ドルを差し引き、結局900万ドルだけの小切手だという。値切られてしまったのもの、イーデル家の会社は倒産の危機に瀕していて、すぐにでも現金がほしいため、900万ドルにも関わらず、その小切手を手にして、みな怒ったままその場を立ち去る。
(ボビーがこのホールの命名権を買ったのは、その時の恨みをはらすためかとイーデル家に聞かれたとき、そうだとはっきり答えている。)

早速、エリーズ・イーデルというホールの名前が外される工事が始まるのでした。
 
(※ボビーの学生時代のアルバイトは年間約1000ドルなのに、1600万差し引く根拠は、この場面を繰り返し見ても、よくわからなかったのですが、ボビーが【16】という数字ということを言っていたので、1600万なったのでは、とみています)
とにかくボビーに睨まれると、ホント大変なのです。
 

*【セラピスト、カウンセラー向けの方への参考場面】

チャックが買い物した食品を右手で抱えて、もう片方の左にも食品袋をもっているが、ウエンディは片手にコーヒーカップだけ持ちながら家路に向かうシーンの会話。(アメリカの男性は女性を大切にして、羨ましい!)

チャック「誰もが自分の味方だと信頼する」
ウエンディ「相手の来た道を理解しようとするだけ」
 
という言葉。

これって、セラピストやカウンセラーとしての大切な姿勢だなと思ったので、書き残しておくことにしました。

通常の場面でも、ついつい自分の考えを基準として考えがち。。。(反省!)

なので、突然ボビーに解雇されたヴィクターとの会話するなかでも、ヴィクターの難読症で苦労して退学を卒業し、アックス社でボビーに認めてもらいたいためにリスクを犯しながらかなりの実績をあげてきたことを伝えている



あと気になるのが、
チャックの仕事は連邦検事のため、検事としては起訴する立場であるけれど、「人間らしく」いたいとウエンディに言っていた場面。(あえて、言っていたにしますが。)
 
それに対して、
ウエンディは、「100%仕事をして、100%自分らしく」と答える。

前回の1-1では、ウエンデイはチャックのことを、
「仕事をためでなく、自分のために仕事をしている」とののしっている場面もあり、チャックとしては、自分の仕事についても、ときどき悩んでいるようなことを言っていたのですが、それも、回を重ねるごとにどうなっていくくのか・・・
 
期待せずにご注目(笑)

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