<シリーズ1-8. 自慢と冷やかし>-①の詳しいあらすじ(ネタバレ注意)と
<シリーズ1-8. 自慢と冷やかし>-②の詳しいあらすじ(ネタバレ注意)の続きです。
『ビリオンズ(Billions)』シリーズ1-8.自慢と冷やかし
*【検事側のスパイをめぐるストーリー】の続き
前回の続きです。
データの履歴等から、アックス社のスパイとしてチャニング・フェルト/プッチ・プロバート/ドニー・カーンがスパイの候補として名前が挙げられ、3人が会議室に呼ばれます。
ボビーが、3人の心を読むようにじっと目を見つめます。
その中の一人、検事側のスパイをしているドニー・カーンは気分が悪くなったと言って、
会議室を出ていったため、3人を解散させまた明日会議室にくるように伝えます。
ドニーの行動を怪しんだボビーは、ホールの手下にあとをつけさせるのでした。
ドニーは検事側のコナティに会いたいとメールしますが、コナティはドニーのあとを誰かがつけていることを知り、家に帰るように伝えるのでした。
ドニーが夜帰宅すると、家にはコナティが待っていて、法廷で証言するように伝えるのですが、彼は、そこまでは聞いていなかったこと、そして「なんでも見通してしまうので、明日は耐えられないと告げるのでした。
チャックは無実の誰かをドニーの代わりにスパイにという案をコナティに伝えていましたが、コナティとしては、それはできないと言っていたのでしたが・・・
翌日、ボビーに呼ばれたのは、全く無実のパウチ。
チャックとコナティが二人で話をしているときに、古い警告書をSECの調査書に見せかけパウチをクビにしたのでした。
チャックはコナティに「気分はどうだ」と聞くとコナティは「最低」と答えます。
そして、「自分の気持ちをどうやって納得させているのかを チャックに聞くのでした。
『ビリオンズ(Billions)』シリーズ1-8.自慢と冷やかし
*【9.11での出来事の本にまつわるストーリー】③
ボビーが家に帰るとファイナンシャル紙のマイク・ディモンダが記事を出すのでコメントを欲しいというのでした。
ボビーは、すれなら電話するはずなのにといぶかしがるのですが、「どデカいネタを見つけたな。俺を指すぐらいのネタだ」と察知するのでした(流石です。。)
記事に掲載する内容は
・2001年の9月11日に北棟に飛行機が突っ込んだとき、ボビーは州外のブローカーにヨーロッパ市場での航空、アメリカのホテル、海運株の空売りを指示したこと。
・ボビーが働いていた会社は南棟にあり、2機目の飛行機が南棟に突っ込んだときには会社の同僚は全員死亡したこと
・市民や警察、勇敢な消防士は(ララのお兄さんも消防士で亡くなっています)ビルでの救助活動をするが、ボビーは椅子に座り笑みを浮かべて何億ドルの稼いだこと。
・その資金と亡き同僚の資本で気づいたのが、アックス・キャピタル社ということ。
マイクは「これで合っているか?」と。
ボビーは「おめでとう」とだけ答えるのでした。
会社では「警察や消防局を支援してきたとして知られているボビー」について『アクセルロッド・同時テロで大儲け』『金融王9.11を食いものに』というタイトルでテレビで流れ、アックス・キャピタル社が、ワッテル・レイクリン・ライト社から引き継いだことなどが伝えられ、社内は騒然となるのでした。
チャックはこのニュースを目にして、ニヤリ。
ララは真っ蒼になります。(ドラマの中でのこういった対比の描き方面白いです)
ララとボビーは連絡を取り合い、ララは「子どもがこのニュースを聞く前に学校を早退させる」というのでした。(ララはいつも子どものことを考えて行動しているのがよくわかります)
レストランのシェフで妹のルーは、姉のララに「このことを知っていたの?」と聞くとララは「雑音は無視して。まだ私と出会う前よ」と答えるのでした。
アックス社では、秘書、ワグス、弁護士がボビーのところへ行き、否定する記事を出すとか名誉棄損など案を伝えますが、ボビーは次のようにいうのでした。
「事実だ。隠したことはない。自慢できることではない」とそして、1日7億ドルを稼ぐチャンスだとは思ったけれど、それはテロだとわかる前だったというのでした。
ウエンディは会社の「瞑想室」へ行きボビーに「前にも言ったけれど、恥じることはない。比較の問題だけれど」と。ボビーはちょっと首をかしげて話を聞くのでした。ウエンディはさらに「あなたは何もわからずに取引をした」と。
実はFBIのスパイをめぐって、3人の社員を呼び出したときに、ウエンディがいると社員が話しやすいからと同席させたけれど、その時はボビーの詰問だったため、ウエンデイが怒ってことがあたったのですが、ボビーは「あのときは君をつらい立場に立たせた」というのでした。
ボビーはこのあと、学生時代から通っていたなじみのピザ屋さんでピザを注文するのですが、他のお客さんはボビーの顔をじろじろとみて、ボビーもお店に居づらそうにしますが、店主のブルーノは普段通り接するのでした。
(自分が窮地にたったときでも、何もなかったように接してくれる人がボビーにはちゃんといるのです ^^ )
『ビリオンズ(Billions)』シリーズ1-8.自慢と冷やかし
*【チャックの転職の話】
チャックは友人に会い今の気持ちを話します。
自分が得たい地位を得たとしても満足していない気持ち。
そして、特にボビーに対して「彼は大草原を涼しい顔をして駆け抜ける」が自分のことについては「僕は地下鉄の階段で汗だくだ」という風にいいますが、この対比の表現、わかりやすいです。
普通にみたら、チャックもエリートのはずですが、ボビーに対しての強い嫉妬が感じられます。
それはボビーが違法取引で大儲けしているということだけでなく、この場面では口には出していませんが、ウエンディをめぐってのこともあるのでしょう。
チャックは、ホーヴァスという弁護士事務所の人に会い、転職の話を聞きます。
そこでの話では、今のチャックの年収は18万5千ドルだけれど、それは週給の金額ということと。
そして、お休みも年4週間でもいいし、8週間でもいい。好きな時にゴルフをして好きな仕事だけをして、事務所の名前を変えてもいいとまで言われるのでした。