ここでは、『ビリオンズ(Billions)』⑥<シリーズ1-6 取引>の【司法取引当日】について書いています。
*『ビリオンズ(Billions)』⑥<シリーズ1-6 取引>
【司法取引当日】
●司法取引当日
ボビーはスーツ姿で会合に臨む
↑ボビーはラフな服装が多いので、スーツ姿も珍しい。
司法取引の内容を弁護士が読み上げる
・19億ドルの罰金
・会社の投資顧問業務を廃業すること
・共同謀議罪を認めることに同意
ブライアン「取引に応じますか?」
しばらく間があって、
ボビー「ああ、OK」と仕方ないという雰囲気でため息をつく。
弁護士「アックス・キャピタル社は処罰が妥当であり、議会が投資家の損失を埋めるよう政府監督機関に・・・」
チャック「ブライアン、彼は取引しないのでは?」
ブライアン「そう聞きました」
チャック「彼らは大口をたたくが、最後はこうなる。なぜだ?」
ブライアン「罪人だからだ」
チャック「無実なら来ない」
弁護士「不適切な発言ですよ」
ボビー「やられたよ、ローズ。19億ドルはさすがにいた。サメにかまれるよりましだ。蜂に刺されるぐらいだ。云々・・・」
ワグス「痛みなど一瞬で終わりだ」
弁護士「司法取引は連邦起訴の訴状規則の11条〇項目~に従い、裁判所の承諾を必要とする・・・」
ボビー「さっさと片づけられてよかった」
ワグス「19億ドルだから、8ケ月で稼げる」
ボビー「半年だ」
↑
すごすぎます。投資の世界の神です。
弁護士「外部の投資に対する投資顧問業務を廃業する。ファミリーオフィスとして個人資産の投資を~」
チャック「いや」と弁護士の話を遮り、「許可しない!永久追放だ」と。
ブライアンからは戸惑いの表情が読みとれる。
チャック「信託に預けるのはいいが、株取引は禁じる。団体も個人投資家も君のためでも駄目だ」
ボビーは表情を変え、机をバンッと叩き、小切手を破って、チャックの顔めがけて投げ、部屋を出る。
同席していた、SECのスピロスは、口をあけてあんぐり。
ブライアンとチャックはお互いに顔を合わせて笑う。
スピロスの「何が起きたんだ。」という言葉で、チャックとブライアンはにやつく。
その帰り、ボビーは、運転手に乗せてもらっていたが、途中で運転手をおろし、夜のハイウェイを突っ走る。
●帰宅後のチャック
チャックが帰宅すると、ウエンディが「何があったの?」と聞く。
チャック「土壇場で、アクセルロッドが部ちぎれた。会合を中断し、小切手を破って捨てた」と話す
↑いやいや、アンタが突然話を変えたからでしょ!と言いたくなります。
ウエンディ「なんてこと。振り出しね。前よりひどい。私には無理。板挟みなんて。」
チャック「もう大丈夫。僕らの関係を優先することにした。この事件からは降りる。身を引くことにした。司法長官にも話した。」
ウエンディ「感心したわ。自分を犠牲にしたわ。」
↑ここの意味は*【ピート・デッカー逮捕の件】(1-2 のヤムタイムの続き)でのチャックのお父さんのことを参考。)
「そんなに視野が広がるなんて5年前とは大違い。」
と話してから二人は抱き合う。
夜、チャックは犬の散歩へ行くと。
ここでワンちゃん再登場(←1-3ぶり)
散歩へ行くといいつつ、ブブライアン・コナティとあう
ブライアン「クズどもに立ち向かったヒーローですよ」とチャックを称賛する。
「あとは僕に任せて。必ずやり遂げます」
チャック「逐一報告してくれ。 誰にも知られないようにしてくれ。これは戦いだ。あらゆる手段をとる」と。
↑そうなんです、表向きは、この件から外れたことになっていますが、実はここからなのです。
『ビリオンズ(Billions)』<シリーズ1-6 取引>
★今回おさえるポイント
ボビーの妻も、ボビーの弁護士も、ボビーの腹心のワグスも、彼に司法取引に応じることや、ファミリービジネスへと縮小することを勧めるが、ウエンディだけは、ボビーがファミリービジネスにとどまることは嫌がることを理解している点。
この時点で、ウエンディが誰よりもボビーのことをわかっているということが明らかになりました(^^)
【あれやこれ】投資している人向け?
ララとの会話の中で、ボビーに司法取引に応じるようにつたえている場面があります。
というのも、ララは今の状態では友達からパーティーへも誘われなくなってしまうので、家族を守りたいという気持ちがあるようでした。
ララは「楽な道(ここでは司法取引)があるなら、選んで。これは株取引と同じよ」というと、
ボビーは「同じ我慢でも、リスクの問題だ。リスクに耐えたからおれは成功できた」
⇒投資で成功するのは、リスクを許容すること これも大切ですね。
但しもちろん、自分が復活できるぐらいのリスクにしましょう(^^)
【あれやこれ】アックス・キャピタルの運用資金やボビーの資産は?
ボビーとチャックの会話で、ボビーが【ファンドの2%を現金化し、軍資金にしろ】に対してワグスが【3億ドルか・・・】という言葉から、ファンド資金は、150億ドル。(2021年11月現在、114円ぐらいなので、兆の位まで到達。
それは影響力あるはずです。
そして、ワグスの今回でアックス・キャピタル社を縮小してのファミリービジネスの話をしています。
このとき、「君の資産だけでも何十億ドルも投資できる」といっていることから、ボビーの個人資産は、円に換算すると、数千億円あることになります。
(う~んこんなにお金あったら、みなさんは何をしますか??)