今回紹介するのは、『ジョニー・イングリッシュシリーズ』の第3弾。2018年の『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』です。
下記の前2作品を観ていなくても十二分に楽しめます。
第1作目 2003年『ジョニー・イングリッシュ』
第2作目 2011年『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』
■映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』のネタバレなしのあらすじ
サイバー攻撃により、英国秘密情報部の全エージェントの情報が漏洩(ろうえい)。犯人探しの任務を託されたのは、現役を退いていたあのアナログスパイだった!(Netflix)
<映画情報>
製作国/公開:2018年 イギリス フランス アメリカ
上映時間:89分
原題:Johnny English Strikes Again
監督:デヴィッド・カー
脚本:ウィリアム・デイヴィス
日本劇場公開:2018年
■映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』の主な登場人物/キャスト
【ジョニー・イングリッシュ】・・・元諜報機関MI7のエージェントだったが呼び戻されることに。
☆ローワン・アトキンソン(Rowan Atkinson)
1955年イギリス生まれのコメディアン・俳優・脚本家
ジョニー・イングリッシュトボフが乗っている赤いアストンマーティンは、ローワン・アトキンソンの愛車です。
これまでの作品を観たかたには、やっぱりそうかと思ったのでは。。。
【ボフ】・・・ジョニー・イングリッシュの忠実な部下
ジョニー・イングリッシュとの再会シーンから笑わせてくれます。
☆ベン・ミラー(Ben Miller)
1966年イギリス生まれのコメディアン・俳優・監督
ケンブリッジ大学卒業
※2017年の『パディントン2』ではランカスター大佐役。(←私気づきませんでした・・)
その他、映画・テレビに多数出演
【オフィーリア・ブリトーヴァ】・・・怪しげな美しき女性(実はロシアのスパイ)
☆オルガ・キュリレンコ(Olga Kurylenko)
1979年ウクライナ生まれのファッションモデル・女優
※16歳の時にフランスへ渡りモデルとして活動開始。
2008年公開の007シリーズ第22作目『007 慰めの報酬』ではボンドガールとして出演。
過去、フランス人と結婚していたこともあり、2001年にはフランス国籍も取得。
ウクライナ語、ロシア語、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語の6か国語を話せるほどの才女。
【イギリス首相】・・・若いイケメン好きの首相
☆デイム・エマ・トンプソン(Dame Emma Thompson)
1959年イングランド生まれの女優、脚本家
※様々な映画やドラマに出演していますが、特に1993年の『日の名残り』のミス・ケントン役と1995年の『いつか晴れた日に』のエレノア役が印象的。『いつか晴れた日に』では、英国アカデミー賞 主演女優賞受賞を受賞。
【ジェイソン・ヴォルタ】・・・イギリス首相が夢中になるITで成功した大富豪
☆ジェイク・レーシー (Jake Lacy)
1986年アメリカ生まれ
映画には出演していますが、これと言って主役級の映画がないようですが、今後に期待の俳優です💛
※2019年の『アザーフッド 私の人生』のヘレンの息子ポール役
■映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』の感想
私もアナログ派のため、ジョニー・イングリッシュにうんうんと共感する場面も多数・・。
あと日本語訳について、
南フランスのホテルで、シャンパンをどうですか?と勧められて、英語版では、ダンケシェーン とフランスにいるのにも関わらず、すましてドイツ語でお礼を伝えるジョニー・イングリッシュ。
日本語版で聞くと、字幕の「ダンケシェーン」ではなく「クロックムッシュ~」となっていました。確かに、「クロックムッシュ~」の方が笑えます。
訳を工夫されたのだと思いますが、少し行き過ぎのような気も。
ただ、いかにコメディ映画の日本語訳が難しいのか、そのあたりのことも前から気になっていたのですが、お笑いがわかる人でないと日本語訳も大変で、笑わせてくれる訳に感謝の気持ちも沸いてきたのでした。
※クロックムッシュについての雑学※
1910年にフランスのオペラ座近くのカフェで作られたトーストの一種である。カフェやバーで軽食のメニューとして提供される。
パンにハムとチーズ(グリュイエールチーズやエメンタールチーズなどが望ましい)をはさみ、バターを塗ったフライパンで軽く焼いてベシャメルソースやモルネーソースを塗り、温かいうちに食べる。(Wikipedia)
知っている言葉でも、こういう風にきちんと説明があるとなるほど・・です。
この映画の出演者も上にも書いたように、オフィーリア役のオルガ・キュリレンコは、007シリーズの第22作『007 慰めの報酬』にも出演している本物のボンドガールですし、イギリスの首相もキャリアも受賞歴もあるエマ・トンプソン。
舞台も豪華ですから、気になるのは製作費と興行収入です。
映画の製作費:$25,000,000興行収入:
北米では『Indivisible』『ハンターキラー 潜航せよ』と同日に544劇場で公開され、公開週末に200万ドルの興行収入を記録すると予測された。実際の興行収入は160万ドルに留まり、興行収入ランキングは第12位となった。Deadline.comは、アメリカでの公開は主目的ではなく、映画は海外の観客のために製作されたものであるため、この結果は製作スタジオにとって失望する材料にはならないと分析している。イギリスでは公開当初に興行収入550万ドルを記録し、公開第2週には1,410万ドルを記録、累計興行収入は6,650万ドルを記録した。公開第3週には世界市場でも上映が開始され、ドイツ240万ドルを含む57か国で980万ドルの興行収入を記録し、累計興行収入は9,600万ドルを記録した。(Wikipedia)
『ジョニー・イングリッシュシリーズ』は続けてほしいです。
第4弾を待っています!!
■映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』のタイトル評
原題:Johnny English Strikes Again ですが、
Strikes Again という部分をアナログの逆襲としたのは、きらりとセンスが光っています。
ジョニー・イングリッシュが車に乗り、カセットテープで聴いた曲は、80年代に大ヒットした「Wham!(ワム!)』の『I’m Your Man(アイム・ユア・マン)』です。