【ゴールデン ラズベリー賞にノミネートされてしまった アダム・サンドラー&ドリュー・バリモアの映画】『子連れじゃダメかしら?』の あらすじ ・キャスト・<ネタバレ注意>の感想

こんにちは~
映画案内人 もすりんです♪


アダム・サンドラーは好きですが、この映画の日本語タイトル『子連れじゃダメかしら?』にピンとこなくて、いつか見よう、いつか見ようと思っていた映画の1本です(笑)


冒頭のシーンでは、今ひとつ映画に入り込めなかったのですが、アフリカのリゾート地へと舞台を移してからは展開も早く、面白くなってきて、最後は・・・

ネタばれになりますので、ここで書くのはやめておきます(^^)

 

※「ゴールデンラズベリー賞」については、映画『子連れじゃダメかしら?』のこぼれ話の中での書いています→ コチラ

■映画『子連れじゃダメかしら?』のネタバレなしのあらすじ

娘3人を育てるシングルファーザーのジムと、息子二人をもつシングルマザーのローレンは友人を介してデートをすることになった。
しかし、お互いに全く好感をもてずに1回だけのデートで別れ、もう二度と会うことはないと思っていた。


ジムの上司のディック と ローレンスのビジネスパートナーのジェンが付き合っていて、旅行に行くことになっていたのだが、ジムの上司はこどもを連れて旅行するこがわかり、ジェンは怒って楽しみにして旅行に行くのをやめる。

ローレンスには子供がいて、春休みの間、子供たちをどう楽しませようか考えていたときに、ローレンスが旅行に行かないことがわかり 自分がその旅行に子連れでいくことに。

そして、ジムも自分の上司が旅行をやめたことを知り、電話で連絡をして代わりに自分の家族でいくことにした。


もちろん、お互いには相手がそんなことを考えていたとは、まったく知らない。


というわけで、休暇中に訪れた 「太陽!」「砂漠!」「サファリ!」を楽しめる 南アフリカのリゾートでジムの家族とローレンの家族がばったり会う。

それだけでは話は終わらず、なんと豪華なスイートルームで二家族が1週間過ごすことになるのだった。


険悪なムードの二人が、お互いの相手の子供との交流やこどもたちの成長を見守る中で、親としても学ぶ機会となり、二人の関係も次第に変化していき・・・

 

<映画情報>
製作国:2013年 アメリカ(公開2014年)
上映時間:117分
原題:Blended
監督:フランク・コラチ

■登場人物

《フリードマン家》

【パパ:ジム・フリードマン】

娘たち想いの優しいパパのジム・フリードマンには、アメリカ ニューヨーク州のブルックリン出身のアダム・サンドラー (Adam Sandler)。

 

【長女:ヒラリー・フリードマン】

パパのジムからは、ヒラリーではなく、ラリーと呼ばれています。
ラリーの役は、ベラ・ソーン (Bella Thorne)。
彼女の変貌ぶりに驚かされます。

ベラ・ソーンは女優・歌手・モデル・ダンサーで、アメリカフロリダ州出身。


【次女:エスプン・フリードマン】

エマ・ファーマン (Emma Fuhrmann)
2001年、アメリカテキサス州生まれ。

ガンで亡くなったお母さんと普段から会話し、レストランやホテルでも、ちゃんとお母さんの居場所を気に掛けている。


【三女:ルイーズ・フリードマン(ルー)】

小さくて可愛い ルーの役には、アメリカロサンゼルス育ちのアリヴィア・アリン・リンド (Alyvia Alyn Lind)

2012年にはテレビドラマに出演しています。
彼女の笑顔は最高にかわいい。

 

《レイノルズ家》

【ママ:ローレン・レイノルズ】

ローレン・レイノルズ役は、ドリュー・バリモア(Drew Blythe Barrymore) アメリカロサンゼルス出身。
クローゼットの整理のお仕事をしている。
息子たちに怒ってばかりいるけれど、子どもたちに対して愛情をたっぷり注いでいる。


【ローレン元夫:マーク】

マーク役には、ジョエル・マクヘイル(Joel McHale)
ジョエル・マクヘイルは、国籍はアメリカですが、父親がイタリアのローマで大学教授をしていたため、イタリアのローマ生まれ。


【長男:ブレンダン・レイノルズ】

風変わりな男の子 ブレンダンには、ブラクストン・ベッカム(Braxton Beckham)。
ブレンダンは、ママが大好きで、ジムに対しても敵対心を抱いている。


【次男:タイラー・レイノルズ】

手に負えないほどのやんちゃの次男のタイラー役にはアメリカ カリフォルニア州出身のカイル・レッド・シルヴァースタイン(Kyle Red Silverstein)。

2002年生まれなので、撮影した2013年当時は、11歳

 

《ウォーニック家》

【パパ:エディ・ウォーニック】

ウォーニック家のパパには、ケヴィン・ニーロン(Kevin Nealon)。
アメリカ合衆国ミズーリ州出身のコメディアン、俳優。

【ママ:ジンジャー・ウォーニック】

ジェシカ・ロウ(Jessica Lowe) が 色っぽい継母のジンジャー役。


【息子:ジェイク・ウォーニック】

実の父親と継母のジンジャーの熱々ぶりに嫌気がさしている。
そんなジェイクの役にはザック・アンリ(Zak Henri)。

ザック・アンリは、アメリカロサンゼルス 生まれ 。
1994年生まれですから、撮影当時は19歳。

女優でありプロデューサーでもあるブレンダ・ストロング(Brenda Strong)の息子です。

なかなかの美青年です♡

 

≪その他≫

【ディック】

ジムが勤めているスポーツ用品店 DICK のオーナーのディックにはダン・パトリック(Dan Patrick)。
5人の子どもがいることを黙ってジェンと付き合っていた。

映画の中では最後にほんの少ししか登場しません。

【ジェン・パルマー】

ローレンの仕事仲間のジェン・パルマー役をアメリカの女優 ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ(Wendi McLendon-Covey)。
アフリカの旅行へ行く予定だったが、当日になりディックの子どが5人も一緒ということがわかって激怒し、旅行に行かないと決めた。

■映画『子連れじゃダメかしら?』の感想<ネタばれ注意>

映画によっては 冒頭からぐいぐい引き込まれていくのもありますが、この映画に関しては、私の場合は今一歩という感じなのでした。

アダム・サンドラーとドリュー・バリモアの共演だから 二人を好きな人なら見てくれるぐらいの余裕なのか とも思ったり(笑)

アフリカへ行くあたりから、急にテンションも変わり、やっと面白くなりそうな予感がしはじめます。

アダム・サンドラーとドリュー・バリモアが演じる二人の主人公。
いくら嫌~な相手であっても、シングルでの子育ての大変さをよくわかっているからこそ、お互いにそういう面では共通の悩みがあり理解しあえる。

ジムは男手で娘たちを育てているし、ローレンは難しい年ごろの男の子とじっとしていられない横着な子供の母親。

自分の子育てについては どうも視野が狭くなってしまうが、よその家の子育てについては 、冷静に考えられるし、やっぱり同性の子供のことはよくわかる。

だから、ジムはローレンの息子たちたちと積極的に遊ぶし、ローレンは女の子がどういう服装をしたり髪型を本当は望むかも知っているので美容院へ一緒にいったり、それぞれがのびのびと楽しんでいく。

 

子供の成長について、アフリカのリゾート地で知り合ったエディの言葉が印象に残りました。

長女のタイラーが男の子に恋をして夢中になっている姿を見て、ジムには寂しくもあり、そんな彼にエディが子供の成長についてちょっとだけアドバイスをします。

【turn the page and move on】前進あるのみ
【process is accepted】 変化を受け入れろ
(※スペルが違っていたらごめんなさい。)

いいアドバイスではあるけれど、エディは男の子の親なので、ジムほど
にはつらくないともあっさり言っていたりしますが・・

 

登場する子供の人数が多いので、ガチャガチャした印象を受ける映画だなと最初は思ったが、この映画のストーリーには、やはり、ひとりひとりの子供たちのエピソードや気持ちの変化も必要な要素で、そういう意味では登場人物について描写し丁寧につくっているのかなとも感じさせました。


この映画の原題『Blended』については、アフリカのホテルのショーの中で、Blendedについて話しているくだりがあり、その時の日本語訳では【まぜこぜ】とありました。

異なったものが混ざり合う、まぜこぞ という言葉、くだけていてコメディにピッタリの訳だなと思いました^^

ふたつのファミリーが混ざり合う、お互いに嫌っていた二人が混ざり合う。
相容れない考え方を持っている人たちが まぜこぜになる。

恋愛に限らず、世の中は 所詮【まぜこぜ】だらけ。
混ざり合い、少しずつ歩み寄って、時には ぶつかり合いながら お互いの性格や価値観の理解を深めていく。

『Blended』という原題のタイトルの付け方はセンスがキラリと光ります。


アフリカの旅行の最後には、ジムとローレンがいい感じにいきそうに見せておいて、こちらの気持ちを盛り上げつつも、先へ進めまないという作り。

数回期待をもたせておいて・・・ なんとまあ。

もちろん、最後はハッピーエンドですが、観ているこちらの気持ちを上げるための下げのような感じもしたり(笑)

コメディだけでなく、ちょっと涙しそうな感動的な場面もありの、面白い映画でした。


この映画の中で一番素敵だなと感じたのは、親の子供への愛情表現。
日本人ではなかなかできない・・。
これだけの愛情表現されていたら、こどもたちも幸せだろうなと思いました。


どんな手に負えない息子に対してでも、愛おしんでいるローレンの姿と、ジムの三女のルーちゃんが眠るときの『虹の彼方に』(Somewhere over the rainbow)を歌。

この歌をきっかけに、主人公 二人のかたくなな心がほどけていく大事なシーン。

ジムの三女のルーちゃん。どきどきルシファーになりますが(笑)、天使のような可愛さと、このドリュー・バリモアの優しい母なる歌声が一番印象に残る映画でした。


映画おすすめ度:💛💛💛💛💛

 

【参考】
💛💛💛💛💛・・ 最高!!
💛💛💛💛・・・ GOOD!
💛💛💛・・・・・まあまあ普通