久しぶりに恋愛映画を観ました^^
映画『理想の彼氏』2009年10月17日から10月25日に開催された、
第22回東京国際映画祭特別招待作品でもあります。
ジャスティン・ バーサが素敵すぎます♡
■映画『理想の彼氏』のネタバレなしのあらすじ
ニューヨークで暮らすシングルマザーの新しいロマンスの相手は、
ひと回り以上も年下の彼氏。周囲の驚きをよそに、
2人は年齢差を気にせず愛を深めていくのだが…。(ネットフリックス)
<映画情報>
製作国:2009年 アメリカ・イギリス・フランス
上映時間:97分
原題:The Rebound
監督:バート・フレインドリッチ
脚本:バート・フレインドリッチ
日本劇場公開:2009年11月27日
■映画『理想の彼氏』の主な登場人物/キャスト
【サンディ】
二人の子をもつシングルマザーのサンディ役には、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones)
イギリス生まれで生年月日は1969年9月25日
2000年9月に俳優のマイケル・ダグラスと結婚。
※劇場公開2009年では、映画の中の設定と同じ40歳。
【アラム】
フランス女性と結婚したが、その女性はグリーンカード目的の結婚だっため、相手の女性に逃げられてしまい、今はコーヒーショップで働いている。
アラムの役には、ジャスティン・バーサ(Justin Bartha)
アメリカ生まれで生年月日は1978年7月21日
※劇場公開の2009年では、31歳だが、映画の設定では、25歳。
ジャスティン・バーサは若く見えるので、25歳にも見える。(ひいき目?)
最初にこの俳優、ジャスティン・バーサを観たのは、
この映画と同じ年の2009年に公開された『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(The Hangover)』のダグ役としてでした。
ただ、この映画では、主役ではないため、出番が最初と最後で、あまり映画では見られず、とても残念に思ったのでした。
ですが、ハングオーバーシリーズは、お下品な映画でもあるので、ジャスティン・バーサのイメージが崩れなくて、よかった・・と、この映画『理想の彼氏』を観て心が収まりました(笑)
(参考)
ハングオーバーは、その後、2部と3部と製作されますが、やはり ジャスティン・バーサは出番は少ないです。
ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキスが主役の映画。
あと、シリーズを追うごとにチャウ役のケン・チョンの出番が増えていったのは顕著でした。
・2011年公開『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(The Hangover Part II)』
・2013年公開『ハングオーバー!!! 最後の反省会(The Hangover Part III)』
【セイディ】
サンディの長女のセイディ役には、ケリィ・グールド(Kelly Gould)
1999年生まれ。
【フランク.Jr】
サンディの長男のフランク.Jrには、2002年生まれのアンドリュー・チェリー(Andrew Cherry)
※サンディの元夫の名前がフランクのため、息子の名前はフランク.Jr。
二人の子供、セイディとフランク.Jr は、それぞれいい味を出しています^^
■映画『理想の彼氏』の監督バート・フレインドリッチについて
この映画の監督であり脚本を書いたバート・フレインドリッチは、1970年アメリカ生まれ。
なので、サンディ役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズは1969年生まれですから、ほぼ同じ年。
監督のバート・フレインドリッチは、映画『アリスのままで』の主演女優ジュリアン・ムーア(Julianne Moore)と2003年に結婚しています。
ジュリアン・ムーアは1960年生まれで、監督のバート・フレインドリッチとは10歳年の差。
ちなみに、バート・フレインドリッチの身長は190㎝で、ジュリアン・ムーアは163㎝。年の差があって身長の差もあるお二人のようです。
■映画『理想の彼氏』の感想
(※少しネタバレ注意)
久しぶりにラブロマンスの映画を観たのですが、いや~本当によかった。
途中、いったいどうなるのか? と思いましたが、
うまくいかないときは、時間をかけること。
これが問題解決方法のひとつ ということを教えてくれています。
今は、何につけても 早く早く と、とかく、結果を出すことをせかされがち。
二人はいったん別れてからは5年後に再開するのですが、
普通でも5年は長いけれど、恋愛に関しての5年は特に長く感じるはず。
この時代にとっては、5年という歳月を費やすことは、周りの時の流れが速いため感覚的には非常に長い時間だったはず。
この若いアラム(ジャスティン・バーサ)は、海外に行き見聞を広め、人間的に成長していきます。
女性と付き合うこともなく・・。
二人が最初に出会った当時、主人公の女性のサンディ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は40歳で、アラム(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は25歳。
15歳の年の差があるという設定でした。
25歳当時ではまだ若い と サンディに言われ、5年後の30歳になって偶然にもレストランで二人は再会。
※再会したわりには、アラムは冷静だったので、この再開は必然だったかもと個人的には感じてもいます。
アラムが30歳になると、アラムがもう若すぎるということはなくなり(年の差はいつも同じなのですが・・・)、改めて二人は気持ちを確認しあいます。
この映画のように、女性が離婚を経験したあとも、これほどの素晴らしい男性と出会うというのは、まさに女性にとって理想。
女性側からも思いを寄せる男性が、ずっと自分のことを、ひたすら想い続けるというのは、女性の願望でもあると思うので、女性が監督かと思ったのすが、
それははずれでした(笑)
この映画『理想の彼氏』は、男性の監督とは意外でしたが、監督のバート・フレインドリッチは33歳の時に、43歳のジュリアン・ムーアと結婚しています。
(二人は1996年に交際を始めて、7年後の2003年に結婚。)
映画の主人公たちの年の差を考えると、監督自身のときのことを重ねているのかもしれません。
脚本・製作にも携わっていることからも想像がつきます。
観終わって、感動~という気持ちでいっぱいになるのですが、しばらくすると、ある心配がふと頭をよぎります。
それは、映画の中でアラムは、あるフランス女性と結婚していました。
あとから、その結婚はグリーンカード目的ということがわかったのですが・・。
自分が利用されたことがわかっても、離婚すると相手の女性が国外追放されることを心配するほどの心の優しいアラム。
アラムの友達の演劇のあとの打ち上げパーティーでひょっこりそのフランス女性と再会し、彼女はもう一度やり直そうと言い出しますが、スルーしてサンディのところへ向かったときの表情から、アラムの気持ちがふっきれた様子。
そのフランス人女性との結婚についてはどうなったのでしょう。
この点は少しすっきりしませんが、5年の間に離婚問題もうまく解決させた・・と思いたいです。
※(参考)映画『理想の彼氏』のプチ考察
■映画『理想の彼氏』のタイトル評
原題の『The Rebound』という言葉は、映画の中のワンシーンで使われていました。
『リバウンド』と聞くと、ダイエットしても元に戻ってしまうという意味あいで使われることが多いですが、この映画でのリバウンドは【立ち直る】として用いられています。
そうすると、邦題の『理想の彼氏』というタイトルとは、少しイメージさせるものとは違ってきているような気もします。
この映画のタイトルの『理想の彼氏』をみたときには、『彼氏』という言葉から、軽い映画かなと思ったのです。
個人的には40代以降だと、『彼氏』というよりは、『パートナー』という言葉のほうがしっくりくるような気もしますが、アラムの若さからすると、『彼氏』なのかもしれませんね。
ただ、タイトルの言葉から伝わってくるような、そんな軽い映画ではないので、この邦題では少しもったいないような気もしています。
そう書きつつも、じゃあ、どんな邦題がいい?と言われても答えに窮しますが、あえて言うのなら、ラストをイメージさせるようなキーワードがあるといいのでは、なんって思っています。
理想の彼氏(字幕版)
では、また次回~