青春映画 米英文化の違いも ちょっぴりわかる映画『ワイルド・ガール』です。
こんにちは 映画案内人 もすりんです。
タイトルからすると、
乱暴な少女が暴れるみたいな勝手なイメージが抱きそうですが、
決して狂暴ではありませんので、ご安心を(笑)
観終わったあとは、さわやかで心地よさも感じられる作品です。
■映画『ワイルド・ガール』のネタバレなしのあらすじ
高級住宅地・マリブ。
16歳の娘のわがままぶりは度を越し、父の怒りが爆発。
わがまま娘は、イギリスにある全寮制の名門女子高に転校させられることに。
(ネットフリックス)
<映画情報>
製作国:2008年 アメリカ
上映時間:98分
原題:Wild Child
監督:ニック・ムーア
脚本:ルーシー・ダール
日本劇場公開:劇場未公開作品
■映画『ワイルド・ガール』の主な登場人物/キャスト
【ポピー・ムーア】
ロサンゼルスで裕福な家庭に育つ。
イギリスの名門寄宿舎へ転校させられてしまう。
・・・エマ・ロバーツ(Emma Roberts)
1991年生まれの女優・歌手。
身長157㎝
ジュリア・ロバーツの姪にあたる。
その美貌は、間違いなく受け継いでいますね。
【ハリエット・ベントレー】
高校の生徒会長。
学校で権力を握っている。
・・・ジョージア・キング(Georgia King)
1986年イギリス生まれの女優
身長は175㎝
※ポピー(エマ・ロバーツ)とハリエット(ジョージア・キング)の身長差は、
20㎝近くもあります。
【フレディ】
ハリエットのあこがれの青年で、ポピーにとっても気になる存在
・・・アレックス・ペティファー(Alex Pettyfer)
1990年イギリス生まれ。
俳優・モデル。
7歳の時にラルフローレン、GAPの子供モデルとしてデビュー。
■映画『ワイルド・ガール』の感想
内容としては、漫画チックで、とりたてて新鮮さはないももの、
逆にベタな感じが、かえって安定感があって、いいのかもしれません。
大人になると、正しいことをしていても、
周りに理解されないことも出てきますが、そこはやっぱり青春映画。
誤解されてしまっても、正しいことをし続けていれば報われる。
こういう映画のような世界に戻りたいものです。
ま、現実はそんなうまい具合に行かないこともありますが、
お互いにめげずに、頑張りましょう~!
■映画『ワイルド・ガール』のタイトル評
この映画の原題は、『Wild Child』
映画を観終わって、原題に『Child』とあるところにまずは違和感を感じるのではないでしょうか。
なぜなら、この映画の主人公は16歳で女子高校生ですし・・・。
知り合いがアメリカに住んでいるのですが、
日本でいう小学生の間は、友達の家に行くのにも親が同伴するということが
法律で決まっていて、12歳になると、一人で遊びに行けるという話を聞きました。
なので、12歳まで、それ以上とは、扱い方がちがいますから、
少し呼び方も変わるような気がしたのでした。
ただ、大人に対しての子供ということでしたら、
いくつになっても、親からみると子供であり、永遠に『Child』。
とすると、この映画は、高校生の女の子が主人公ではあるけれど、
親や大人目線での作品ということを暗に伝えているのかもしれません。
あと、『Wild』についても、野性的とか 荒々しい という意味ですが、
主人公は、そういうイメージではなく、わがままな扱いにくい子という程度。
邦題は、原題の『Child』を『ガール』にした点において、
日本人がイメージしやすいように工夫してくれたのかなと感じました。
『Wild Child』から連想するイメージを書いてみると、
野性的な子 ⇒ 本能に従って生きる子⇒
自分の思うままに生きる子⇒自由奔放な子・・・なのかしらね~
邦題が、ワイルド として、そのまま英語をカタカナにしていますので、
かえって、英語の『Wild』から好きなように連想させる自由を与えてくれている、というように好意的に受け取ることにしました(笑)
それでは、またお会いしましょう~♪