この『ビリオンズ(Billions)』⑤<シリーズ1-6 取引>には、【司法取引をめぐるストーリー】について主に書いています。
*『ビリオンズ(Billions)』⑤<シリーズ1-6 取引>
【司法取引をめぐるストーリー】
<ある場面>
アダムがチャックに会いに来る。要は司法長官としてもチャックのやり方について問題視しているということだった。
というのも、チャックの妻がアックス社にいること。そして、そのことがボビーの弁護士軍団は利害衝突をネタにするだろうということ。
この件からチャックは身をひくようにと司法長官の考えかを聞くがアダムは「正しく対応してほしいだけだ」という答えだった。
<別のある場面>
チャックはウエンディと話をして、ボビーと司法取引をすることをブライアンに話す。
チャックは「気が変わった」と答えたが、ブライアンは2日前に話していたこととは違うとチェックを責めると、チャックは「証拠がない!!」答えが大きくなる。
それでもブライアンは、「必ず僕が立件し、ヤツの息の根を止めます」といっても、チャックは「もう、遅い。起訴できない取引は不利になる。今日は帰っていい、向こうからの連絡を待て」といってブライアンを帰らせるのだった。
チャックと話したあと、ボビーに司法取引をするように話す機会をうかがうウエンディ。
会社から出ると知らない男の人がいて、彼と話したいなら車に乗ってということで、ついていく。
もちろん、ウエンディはホールとは初対面。
このときが、この回のストーリーの最初の温泉?のシーンにつながります。
(今回は、そこに行きつくまでの72時間のことが語られています)
ボビー「知りたいことがあるから、来てもらった」「なぜ辞めない?」
ウエンディ「質問の意味は何? あなたのためじゃない。(あなたが)私が必要であってもね。」「仕事が好きだからでもない。好きなのは事実だけれど。不安定なうぬぼれやの社員たちは、私がいなきゃ莫大な損失を出していた」
↑この時のボビーの優しい表情好き♡♡♡
「チャックのスパイをするためでもない。そんなバカげた話は信じないでしょ。答えは私のため。私も会社を築いた一人よ」
ボビー「大胆な発言だ」
ウエンディ「それが真実よ。あなたの世界が崩れたとしても、私が立ち直らせた。そこに意味があった。今もそう。あなたとこうしているのは、すべてを捨ててほしくないの」
ボビー「君を失いたくないよ」
↑こんな風にボビーに面と向かって言われたら、嬉しくて倒れてしまいそう(笑)
このとき、ウエンディも、優しい女性らしい笑顔になる。
ボビーはしばらく考えて、「取引したい。手伝ってくれるか? 俺は耐えられるか」
ウエンディ「あなた次第よ。取引は関係ない。」
↑ウエンディの答え方、セラピストらしい答え方ですね。
・ボビーが司法取引に応じることが決まり、チャックはアダムへ電話する。
「ボビーは降伏して、司法取引をすることになった。罰金は19億ドル。インサイダーの罰金では史上最高になる」
アダム「よくやった!」と机をトントンと2回叩く。
↑
何かしら物事が達成したときに、机などをトントンという叩く場面は、たまに映画のワンシーンに出てきます。
このあと、チャックのお父さんからもこの件でお祝いの電話がある。
↑
お父さんは、チャックの仕事になぜか今後もよく絡んできます(笑)
この時のお父さんの電話でチャックのことを親友だと信じていたミンツという友達がいて、自分がミンツの大学への入学を不合格したと話します。
↑
お父さん、なかなか・・曲者。
チャックは、またねとガチャンと電話を切る。
・ボビーが司法取引をすることが決まり、ボビー、弁護士、ワグスが会話。
ボビーは、19億ドル支払ったうえで、ファミリーオフィスは罰金より始末が悪いと不満。
「金と違って、名声は戻らない」と。
弁護士「チャックが退陣したら、懇願する。政権が変われば楽勝だ。5年以内に外部のお金を扱える」
ボビー「5年も失うのか」 とため息をつきながら、19億ドルの小切手にサインをする。
こんのとき弁護士は
「補足がある。答弁については、まだ曖昧だ。ブライアン(ブライアン・コナティ)は有罪答弁が不要か、ローズ(チャック)に確認すると。最悪の場合、会社は共同謀議を認める」
ボビー「罪を認める?」と怒り、「明日言われたら、サインできない」と。
司法取引の前日は、ボビーもチャックも眠れない夜を過ごす。