今回はアメリカのドラマ『ブリジャートン家』のシリーズ2までを観ての感想と撮影地について書き残そうと思います(^^)
■『ブリジャートン家』のネタバレなしのあらすじ
ロンドン社交界でその名を知られるブリジャートン家の8人きょうだいが、それぞれの愛と幸せを追い求める姿を描く。原作はジュリア・クインのベストセラー小説。(Netflix)
■『ブリジャートン家』シリーズ2までの感想メモ
『ブリジャートン家』のドラマは、それほど心がしんどくならないストーリー展開で、恋愛・結婚・ドレス・素敵なお屋敷・イケメンもいる~~の女性好みドラマになっています。
舞台は1800年の始めのロンドンでの貴族社会。
大好きなイギリス女流作家のジェイン・オースティン(1775年12月16日 – 1817年7月18日)が生きた時期が少し重なることもあり、当時の貴族社会での、階級についてのこと・結婚観についても垣間見ることができます。
女性は結婚するにあたり、持参金をもっていかないといけないのです。
これは、『ダウントンアビー』でもアメリカ人のメアリーが嫁ぐときにかなりの持参金をもっていったという話がありましたので、1900年代の戦争前にもそんなことがあったようです。
一番印象に残っているのは、シリーズ1もシリーズにでもラストの回になると思いますが、シリーズ2の<6. 選択>でのある場面が特に印象深かったのでした。
(少しネタバレになりますが・・・)
ダンベリー夫人とブリジャートン家の母であるバイオレットがアンソニーとエドウィーナの結婚式でのことに頭を抱えるのですが、気丈なダンベリー夫人が、これまでこんなに困ったことはないと言っていてちょっとした行き違いがあって距離感が出来てしまっていたアンソニーの母親のバイオレットと二人がお腹を抱えてとにかく笑うというシーン。
それなりにと年を重ねた二人は、人生の酸いも甘いも、悲しみも苦しみも喜びも多く経験済ずみ。
そんな二人にとって、どうしようもない出来事に対するその姿勢。
声を出して、涙が出るぐらい、お腹を抱えて笑っている二人・・・。人生の達人に思えました。
どうしても悩みを抱えるときは、悩んで苦しくなり、さらに悩むので、悩みという妄想を自らどんどん膨らませていく(笑)
どうしようもないときにこんな風に思いっきり笑うことができたら、問題(と思うこと)に対しての捉え方も少しは変わってくるかもしれません。
悩むのを辞めて、流れに任せる・・というように諦めてしまうことも選択肢のひとつになりえます。
『笑う門には福来る』ということわざのように、そんなときはコメディ映画をみたり吉本劇場(好きなのです♡)がいいですよね。
それにしても、シリーズ1の主人公となったブリジャートン家の4番目の子供で長女ダフネ(フィービー・ディネヴァー)は、本当に美しく、まるでローマの休日のオードリーヘップバーンのようで、うっとり。
シリーズ2では、ブリジャートンの長男でブリジャートン子爵のアンソニー(ジョナサン・ベイリー )が色々な顔を見せてくれます。
シリーズ1ではオペラ歌手のシエナ・ロッソと恋人となり、「君を守る」といったかと思うと今度は「別れる」と言い、またそのあと忘れられないと言って復縁を迫るなど、よくわからない男性というイメージでしが。
続編のシリーズ2では、ブリジャートン家を守るための結婚をするつもりですが、真実の愛を知ることになります。
そのアンソニー役のジョナサン・ベイリーは1988年生まれで、7歳のときから子役として舞台に出るなど本格的な俳優ということが私にでもわかります。
だって、演技力は本当にすごいのです。
血管を浮き上がらせたり、顔色をかえることも演技としてできるのですから・・・・。
それに、カッコいいですからね~(笑)見入ってしまいました。
そこでやっぱり気になるのは「彼女」についてですよね。調べたところによると、どうやら同性のパートナーがいるとか。
あと、イギリス貴族社会と言えば、人種差別的なところが多いはずですが、『ブリジャートン家』では、有色人種の貴族もいます。
例えば、
シリーズ1では、ダフネの結婚相手のサイモン・ブリジャートン家の3番目の息子のコリンが恋するマリーナ・トンプソン・イギリスの王妃のシャーロット王妃も有色人種なのです。
シリーズ2では、イギリス王がシャーロット王妃にぞっこんで、周りの反対を押し切って結婚したという過去のことも明らかになります。
ダフネの相手のサイモンの父親については、貴族として一番上の公爵として認められるまでは大変だったということも、さらりと語られていて、有色人種の貴族もいるけれど、「みんな同じ~」という能天気な平和な状況ではなかったことも伝わってきました。
(※ここで私が有色人種が・・・と書いている時点でどうかと思いますよね・・・)
登場人物たちのドレスもアクセサリーとともに素敵で見ものです。
衣裳については、フェザリントン男爵夫人のポーシャ。
性格がちょっと・・ですが、お金がかかるというのがよくわかるほど毎回派手なドレスです。
『ブリジャートン家』の俳優たちが数人登場して話をしている番組があり、そこではフェザリントン家の末娘であるペネロペ役のニコラ・コクランの目がキラッキラで、とっても魅力的。ドラマのペネロペとは全くの別人といえるほど輝いて見えました。
それで、レディ・ホイッスルダウンがぺネロペということが、シリーズ1のラストで私たちにはわかるのですが、実はペネロペ役のニコラ・コクランは、自分がレディ・ホイッスルダウンということを撮影しているときは知らなったようで、あとから驚いたとか。
ダフネ(フィービー・ディネヴァー)は髪型や髪の色のせいか、ドラマの方が輝いておりましたよ~
撮影は観光客が訪れるお城での撮影だったらしく、かなり白塗りをして撮影にのぞんだらしく、トイレで観光客とすれ違ったときは、白すぎで幽霊と間違えられとも。
アンソニー役のジョナサン・ベイリー は、ドラマの中ではいつも気難しい表情を見せていますが、出演した番組では、ニコニコ笑顔のイケメンのまま💛
ちなみに、シリーズ1ではもみあげがありましたが、それは自前らしいです。
■『ブリジャートン家』の撮影地について
撮影地について、
ほとんどのストリートシーンはバースまたはヨークで撮影が行われた。ハイドパークではウィルトン・ハウスの敷地が、ハムステッドヒースではサマーリーの敷地が使用された。(Wikipedia)
ブリジャートン家の外装
⇒ロンドン南東部のグリニッジにあるレンジャーズハウス
ブリジャートン家の内装
⇒バッキンガムシャーのRAFハルトンにあるハルトン・ハウス
ヘイスティングス家の外装と入口
⇒ウィルトン・ハウス
残りの敷地に関しては、ロンドンのシオン・ハウス
グロスターシャーのバドミントン・ハウス
サイモン・バセットの領地・クリヴェドンの外装
⇒ノースヨークシャーのキャッスル・ハワード
サイモン・バセットの領地・クリヴェドンの内装
⇒ウィルトン・ハウスから構成
王室のシーン
⇒ソールズベリー近郊のウィルトン・ハウスのシングル・キューブ・ルームで(『ザ・クラウン』の舞台にもなったようです)
セント・ジェームズ宮殿は、ハンプトン・コート宮殿とランカスター・ハウス
ダンベリー夫人の邸宅
⇒バースのホルバーン美術館
フェザリントン家の外装
⇒ナンバーワン・ロイヤル・クレセント
フェザリントン家の内装
⇒ハートフォードシャーのハットフィールド・ハウスとRAFハルトンのハルトン・ハウス
(Wikipediaよりまとめ)
撮影は衣裳から髪型から場所など、本当に大変だったことでしょう(^-^;
その裏側ものぞいてみたいですし、イギリスでの撮影地巡りをいつかしてみたいな~♪♪
『ブリジャートン家』は、シリーズ3も続くそうなので、楽しみです
ではまた~