映画「マダム フローレンス!夢見るふたり」では、今までとは違うヒュー・グラントを見ることができます。
そして、マダム フローレンス(メリル・ストリープ)へ献身的に尽くし方はとっても新鮮。
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※あらすじ前半のまとめ
N.Y.の音楽界に貢献している財産家のマダム フローレンスは、あるとき自分の歌をみんなの前で披露したいとリサイタルを開くことになる。
でも、その音痴さにマダム自身はまったく気が付いていない。
【ネタバレなしのあらすじ 後半】
■リサイタルを開くため奔走するシンクレア
マダム専属のピアニストのコズメ(サイモン・ヘルバーグ)は「マダム フローレンスがリサイタルを開くには、もっと練習が必要」と シンクレア(ヒュー・グラント)に訴える。
しかし、耳をかさず、マダム フローレンスの「自分のリサイタルを開きたい!歌いたい!」という気持ちに寄り添い、なんとかうまくリサイタルを乗り切ろうとするシンクレア。
シンクレアがとった行動はというと、マダム フローレンスの歌が下手という噂が立たないように、「本当の音楽愛好家」で、マダムに好意的な人たちだけしか会場に入れるように制限したり、時には買収さえ。
だから当然、マダム フローレンスの歌に対して批判的なことを書きそうな新聞社に対しても絶対に会場に入れないように阻止。
とても用心深く人を集めるのでした。
■音痴なマダム フローレンスのリサイタルは高評価!?
シンクレアの努力の甲斐もあり、いわゆる「本当の音楽愛好家」たちは、マダム フローレンスの歌をそのまま受け入れ拍手が沸き起こる。
もちろん、翌日の新聞にはマダムに対する好意的な評価だけが掲載され、その新聞をマダム フローレンスに見せるのだった。
■マダム フローレンスがひとり暴走する
リサイタルが終わり、これで一安心かと思いきや、拍手喝采を浴びたマダム フローレンスは、気をよくして、自分のレコードを作成することを思いつく。レコードは『The Verdi Club』(ヴェルディ クラブ)の会員へクリスマスプレゼントとして送った。
そのレコードがなぜかラジオで流れてしまい、マダム フローレンスの噂が広まり、どんどん有名になっていく。
どうして有名になったのかというと、兵士たちは、その歌を聞いてコメディとして受け止めているからだった。
肝心のマダム フローレンスはというと、自分が笑いの対象になっていることには全く気が付かず、戦時中、国のために戦っている兵士たちのために感謝の気持ちを込めて歌いたいと思うようになる。
シンクレアが愛人のキャサリンとゴルフに行っている間に、マダムはひとり暴走し、1944年の10月25日にカーネギーホールでリサイタルを開くことを決めてしまうのだった。
もうあとにも引き返すこともできず、カーネギーホールでリサイタルが開催されることに・・・・