マダム フローレンス(メリル・ストリープ)は、シンクレア(ヒュー・グラント)のことを 「ホワイティ」と呼び、シンクレアは、マダムのことを「バニー」と呼び合う、とっても仲の良いふたり。
いくつになってもこういう関係が続くって憧れちゃいます。
映画「マダム フローレンス!夢見るふたり」が気に入った理由などを忘れないように まとめています^^
■お気に入りの理由 その2
【シンクレアの全力の応援の影響で・・・】
シンクレアはマダム フローレンスに、カーネギーホールでのリサイタルを思いとどまらせようとするときにも、上手くフローレンスをほめつつ、体調が心配だと伝える。
もちろん、マダムの体を気遣うのは、本当の理由。
それにしても何かを制止しようとするときに、ついつい怒りで威圧してしまうこともありがちですが、そこはさすがイギリス紳士たる所以でしょうか。
そして、年を重ねているということもあるのかもしれません。
見習いたいものです。
シンクレアがリサイタルを開くことを反対するも、マダム フローレンスは、「カーネギーホールでリサイタルを開くことが自分の夢だから命を懸けたいの」と言い、さらには「私のことを愛しているのなら、歌えというはず」と、シンクレアに伝えるのだった。
マダムもなかなかのもの。
シンクレアがカーネギーホールので歌えというならば、シンクレアが自分を愛してくれる証拠になるし、そうでないなら、シンクレアが自分のことを愛していないことになる。
これでは、シンクレアはマダムがカーネギーホールで歌うことを反対することはできなくなるし、同時に自分へのシンクレアの気持ちを改めて確かめようとするマダム。
ま、現実なら、「リサイタルで歌うこと」と「自分を愛しているかどうか」は、「別ものだ!!」と言いそうですが(笑)
話は戻って・・
マダムは、招待するためにすでに兵士たちに1000枚のチケットを寄付していることもあり、シンクレアは、もう カーネギーホールでのリサイタルを開くことを承諾せざるを得なくなるのでした。
【コズメが初めてマダムを励ます】
その後、シンクレアは、ピアニストのコズメに当日のリサイタルのときのピアノ伴奏頼みに行くも、コズメは最初断る。
ここでもシンクレアのうま~い説得によりカーネギーホールでピアノの演奏をすることに。
いよいよリサイタル当日、これから開演というときに、マダム フローレンス珍しくおじけづくも、シンクレアが優しく声をかけ、さらに、これまで乗る気じゃなかったコズメが、マダムに対して 【We will be great! We can do it!】(「うまく歌えますよ! 二人でやりましょう!」)と励ますのだった。
これまで、ず~~~~っと逃げ腰だったあのコズメが、笑顔でマダムを励ますこの場面もとても印象的。
マダムもシンクレアも優しい素敵な笑顔を見せるこのシーンもとっても大好きです。
そばにずっといたコズメもマダムの人柄に魅せられていったのでしょう。
この夜は、コズメもカーネギーホールで演奏できたことを喜び、はじめてシンクレアに感謝の気持ちを【Thank you for everything.】と伝えています。
今回の大きなリサイタルをきっかけに3人の心がひとつにまとまるのでした。