こんにちは 映画案内人 もすりんです。
今日の映画『Mr.ディーズ』は、1936年のアメリカ映画『オペラハット』のリメイク版。
『オペラハット』の主演は、ゲーリー・クーパーで、『Mr.ディーズ』では、アダム・サンドラー。
大筋は同じですが、時代が変わり少し設定も変わっています。
こういう違いも感じながら、映画を見比べてみるのも面白いかも・・・
■映画『Mr.ディーズ』のネタバレなしのあらすじ
アメリカ ニューハンプシャー州の田舎町マンドレイク・フォールズに住み、ピザ屋で働く主人公のディーズ。
彼は誰に対しても親切で町の人気者。
毎週月曜日には、ピザ屋で自分のメッセージをお客さんに披露し、カードの公募に応募して、いつか自分のメッセージが採用されることを夢見ている。
ある日、メディア業界を中心にした資産家の会長のブレイク氏が亡くなる。
会長のブレイク氏には、子供がいなかったため、相続人を探していたところ、ディーズがその相続人ということがわかり、400億ドルの遺産を引き継ぐことに。
ブレイク社の重役チャック・セダーが会社を売却して利益を得ようともくろみ、マス・メディアが、ディーズを追って事実に反する内容をテレビで流す。
テレビの取材記者の女性ベイブ・ベネットは最初はスクープのためにディーズに近づいていったが・・・
<映画情報>
製作国:2003年 アメリカ
上映時間:91分
原題:Mr. Deeds
監督:スティーヴン・ブリル
脚本:ティム・ハーリヒー
原作:クラレンス・バディントン・ケランド/ロバート・リスキン
■映画『Mr.ディーズ』の登場人物/キャスト
【ロングフェロー・ディーズ】
純粋で、だれに対してもフレンドリーで親切なディーズにはアメリカの俳優、アダム・サンドラー(Adam Sandler)。
【ベイブ・ベネット】
ベイブは自分がスクープをとるためにディーズに近づいていく。
ベイブの役には、アメリカの女優で映画プロデューサーのウィノナ・ライダー(Winona Ryder)
ウィノナ・ライダーは、意地悪さと美しさが同居している女性。
意地悪な場面では、本当に意地悪に見えるし、やさしさを表現する場面では、やさしさが画面を通して伝わってくる。
【エミリオ・ロペス】
エミリオは、亡きブレイク氏の執事で、足フェチ。
映画の中ではメキシコ人という設定。
エミリオの役には、アメリカ生まれの俳優ジョン・タトゥーロ(John Turturro)。
ジョン・タトゥーロは、ニューヨーク市ブルックリンのイタリア系の両親の間に生まれる。
現在は映画監督としても活躍中。
この映画の中で、エミリオは、ブレイク者のセダーにプエルトルコ人といわれる場面もあります。
髪型や雰囲気からもラテン系な匂いがします。
【チャック・セダー】
ブレイク社の重役のセダーは、ブレイク社を分割し、売却して利益を得ようたくらむ。
セダーの役には、ピーター・ギャラガー(Peter Gallagher)
アメリカのニューヨーク州生まれの俳優で声優。
アイルランド系のアメリカ人
■映画『Mr.ディーズ』のタイトル評
1936年の映画『オペラハット』の原題は、『Mr. Deeds Goes to Town』でした。
『オペラハット』よりも『Mr. Deeds Goes to Town』のほうが、映画全体のイメージが想像しやすいですが、『Town』というのは、都会という意味ですから、映画の中ではニューヨークを指します。
ただ、日本人としては、Town と聞いた場合、ピンとこないのではと思いました。
リメイク版での原題は、『Mr. Deeds』 で、邦題そのまま。
シンプルでわかりやすいです。
■映画『Mr.ディーズ』の感想
ディーズの純粋できれいな心に触れながら、大人になった今、自分たちの小さい頃の夢をすっかり忘れていたことにも気づかせてくれます。
やっぱりみんな いくつになっても自分の中に純真な気持ちも夢があるはずなのです。
お金も大事だけれど、自分の夢をもう一度見直してみたくなります。
自分が本当にしたいことは何? どうしてそうしたかったのか?
子供のころの自分に戻って考えてみたくなりました。
今、何か行き詰っていると感じたら、何か突破口が見つかるかもしれません。
ネタバレになりますので、詳しくは書きませんが、ラストが本当に爽快です。
映画を見たあとも、すっきり爽やかにすごせます♪
映画おすすめ度:💛💛💛💛💛
【参考】
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