【ありの自分のままで十分!】『ダンプリン』<ネタバレなし>の あらすじ ・キャスト・感想

こんにちは 映画案内人 もすりんです。

今日はネットフリックスの映画『ダンプリン』のご紹介です。

この『ダンプリン』という名前からすると 美味しそう・・・な感じがします。

といっても、この映画では 食べ物のダンプリンについての映画ではなく、ぽっちゃり体型の女の子が主人公の映画です。

この映画を見ていると、今の自分のままでもいいじゃない~と思えてきます。

 

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■映画『ダンプリン』のネタバレなしのあらすじ

主人公のウィルは小さい頃から  一緒に暮らす、ふっくらしていて、おしゃれで陽気な叔母のルーシーにとても可愛がられて育てられていました。

ルーシーが亡くなってからは、お母さんのロージーとの二人暮らしに。

ウィルの母であるロージーは元ミスコンで優勝するほどの美貌とスタイルをキープし、地元の町で開催されるミスコンの審査員にも名を連ねている。

今まで、ルーシーが二人の間の潤滑油でしたが、その存在がいなくなってしまうと二人の関係性が表面化。

ミスコンに対しての嫌悪を抱いているウィルは、ミスコンに出場して自分の抗議の気持ちを表明するために参加することに・・・


<映画情報>
製作国:2018年 アメリカ
上映時間:110分
原題:Dumplin’
監督:アン・フレッチャー
脚本:クリスティン・ホーン

原作本:「Dumplin’」著者 ジュリー・マーフィー(訳本「恋するぷにちゃん」)

■登場人物/キャスト

【ウィローディーン・ディクソン(ダンプリン)】

主人公のウィローディーンは、友達からはウィルという愛称で呼ばれている、ぽっちゃり体型の主人公。

その体型ゆえに、母親のロージーからは、ダンプリンと言われている。

ウィルの役には、オーストラリア生まれのダニエル・マクドナルド(Danielle Macdonald)

【ロージー・ディクソン】

ウィルの母親で、元ミスコン優勝者。
町のお祭りのミスコンの運営に携わり、審査員も務める。

ロージーの役には、アメリカの女優のジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)。

ジェニファー・アニストンはこの映画での製作総指揮にもあたっている。

【ルーシー・ディクソン】


ウィルの叔母さんにあたるが、仕事で忙しいロージーに代わってウィルを大切に育ててくれたルーシー。

ルーシーの役にはヒラリー・ベグリー (Hilliary Begley)。

映画の中で、ウィルに似ているといわれていますが、本当によく似ています。

【エレン・ドライヴァー(エル)】

小さいころからウィルと大の仲良しのエル。エルの役をイスラエル生まれでアメリカの女優オデイア・ラッシュ(Odeya Rush)。

 

【ボー・ラーソン】

アルバイト先の子でいつもウィルを気にかけてくれている。ボーの役には、ルーク・ベンワード(Luke Benward)。アメリカの俳優のルーク・ベンワードはもともと子役出身。横顔が、若い時の ジム・キャリーに似ていて、なかなかかっこいい♪テレビドラマでも活躍。

【ミリー・マイケルチャック】

ウィルと同じくぽっちゃりのミリー。

ミリーの役をアメリカ テキサス州生まれのマディ・ベイリオ( Maddie Baillio)が演じています。

【ハンナ・ペレス】

ウィルやミリーとはまったく違うタイプのハンナ。

ハンナの役には、アメリカの女優ベックス・テイラー=クラウス(Bex Taylor-Klau)。

■映画『ダンプリン』の感想

お母さんのロージー(ジェニファー・アニストン)は、元ミスコンで、優勝するほどの美貌とスタイルをもっているが、その娘のウィル(ウィローディーン・ディクソン)はぽっちゃり。

そのぽっちゃり体型の娘がミスコンに出る というストーリーならば、最後はその娘の体がキュッとしまって、見違えるほど美人になって 入賞する・・というベタな映画かと思ったらまったく違いました(笑)


ウィルのほかにもぽっちゃりのミリーがミスコンに出場しますが、周りの人に助けられ、歩き方 、ダンスの指導を受けたり、衣装やメイクのアドバイスをしてもらう。

その結果は、というと、ぽっちゃりという体型は変わらないのに、化粧をして、素敵な衣装を身にまとい、堂々とした振舞いと、軽やかに見えるダンス。

すっかりイメージは変わってしまいました。
驚くほどキュートで、とっても輝いて見えました。

特に、すごく美しいミリー役のマディ・ベイリオ には目がくぎずけに・・♡

痩せたらもっと美人なのに・・なってついつい思ってしまいましたが、こんな風に感じていては、映画のテーマの意図を理解していないことになってしまいます。

ただ、この映画で一番印象に残ったのは、主人公のウィル(ウィローディーン・ディクソン)でも、母親役のロージー(ジェニファー・アニストン)でもありません。

やっぱりミリー役のマディ・ベイリオなのです。

映画を見終わって、数日たっても、彼女の美人さと笑顔が忘れられません。

この映画でマディ・ベイリオを主人公にしたらいいのではと思いましたが、いやいやこの映画では何を伝えたかったのか・・とすると、やはり彼女はわき役な存在でないと映画として成立しなくなってしまいます。

マディ・ベイリオのファンになった私。
これからの彼女の活躍を期待したいと思います。

それから、映画では自己肯定感の大切さも教えてもらった気がします。

たとえ、とびきりの美人であっても、自己肯定感が低くて、自分のことをなかなか認められていないと、卑屈になってしまいがちです。


でも、この映画に出てくるぽっちゃりさんたちは、ありのままの自分の姿をそのまま受け入れてくれている大人や友達からの愛情もちゃんと受け取っています。

たとえ、からかう人に出会っても、こうやって自分を守ってくれる大人だったり、自分のことを理解してくれる友達がいてくれるからこそ、平気でいられます。


ウィルはアルバイト先の男の子から好意をもたれていましたが、自分が太っているから、愛されるはずがないと思い込んでいましたが、自分に自信が持て、自分のことを好きになって認められるようになって、やっとアルバイト先の男の子からの愛も素直に受けいられるようになっていきます。

自己肯定感だけでなく、素直さも大切です。

素直だから、自己肯定感が高くなり、自己肯定感が高いから、人の気持ちに対して疑いもなく素直に受け取れる・・なのかなと思いました。

ウィルを見ていて、自己肯定感の大切さを確認することができましたが、大人であっても子供であっても、自分のありのままにOKがでると、周りの人にも優しくなれそうです。

そうは書いても急にはできませんが、少しずつ、優しい大人になれるように、自分のことを認めていこうと思います。

あとは、純粋さとか素直さを持ち合わせると世の中生きやすくなりそうです。

年を重ねると、だんだんと純粋さと素直さが減っていきそうですが、意識していきたいなと思いました。

ドリー・パートンの曲もなかなか素敵です。

映画おすすめ度:💛💛💛💛

Dumplin’ Original Motion Picture Soundtrack(ドリーパートン)

【参考】
💛💛💛💛💛・・ 最高!!
💛💛💛💛 ・・・ GOOD!
💛💛💛・・・・・まあまあ普通