【ぶっ飛んでるラブコメ映画】『デスペラードス ~崖っぷち女子旅~』<ネタバレなし>の あらすじ ・キャスト・感想

自分勝手で、自分の気持ちばかりいつも優先する。
こんなワガママな友達がいたら、振り回されて本当に大変!!

ただ、これまで真面目に生きてきて、周りの人の顔色を窺って、本当に言いたいことも言えず、相手に合わせてばかりいた人にとっては、主人公のウェズリーの生き方が新鮮で、かえって面白く感じるかも。

いつも我慢してばかりいる女性にも、おススメな映画です。

ただし、お下品な言葉もかなり多いので、子供と一緒に見るのは控えてくださいませ~(笑)

■映画『デスペラードス ~崖っぷち女子旅~』のネタバレなしのあらすじ

親友を連れてメキシコに向かうウェスの目的はただひとつ。酔った勢いで送ってしまった暴言メールを、付き合い始めたばかりの彼が読む前になんとしても削除する!(Netflix)

<映画情報>
製作国/公開:2020年 アメリカ
上映時間:106分
原題:Desperados
監督:LP
脚本:エレン・ラポポート
配給:Netflix

※この映画ができるまでの経緯※
エレン・ラポポートが執筆した本作の脚本は2009年のブラックリスト入りを果たしていた。同年11月5日、ユニバーサル・ピクチャーズが本作の映画化に着手し、アイラ・フィッシャーを主演に起用する意向であると報じられた。製作が遅々として進まなかったため、ユニバーサル・ピクチャーズは本作の権利をNetflixに売却した。(Wikipedia)

※参考※
アイラ・フィッシャーは、2012年の映画『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』ではケイティ役を、そして、2018年の映画『TAG 』ではアンナの役を演じています。二つの映画からしても、なるほど、そんな役を演じた彼女にあっている役だと感じると思います。

■映画『デスペラードス ~崖っぷち女子旅~』の主な登場人物/キャスト

【ウェズリー】・・彼氏いない、就職も決まらない悩めるアラサー女性。

ナシム・ペドラド(Nasim Pedrad)
1981年生まれのイラン系アメリカ人。コメディアンでもある女優。
2019年の映画『アラジン』のダリア役。
ちなみにダリアの役は、王女ジャスミン姫の侍女でジャスミン姫の親友でもある存在。

【ブルック】・・夫が浮気をして、離婚するかどうかを考えているウェズリーの親友。

アンナ・キャンプ(Anna Camp)
1982年アメリカ出身の女優。
2012年『ピッチ・パーフェクト』、2015年『ピッチ・パーフェクト2』、2017年『ピッチ・パーフェクト3』のオーブリー・ポーゼン役
(※2016年に『ピッチ・パーフェクト』で共演したスカイラー・アスティンと再婚結婚するも、2019年に離婚。)

 

【ケイリー】・・ブルックとともにウェズリーの親友。不妊に悩み、メキシコのシャーマンのアンゲル・デ・ラ・パスに入れ込んでいる。

サラ・バーンズ(Sarah Burns)
1981年アメリカ出身のコメディアンヌであり女優。
コメディ映画やテレビシリーズへも出演



【ショーン】・・ウェズリーとブラインドデートした相手。
ラモーネ・モリス(Lamorne Morris)
1980年アフリカ系アメリカ人の俳優。

 

【ジャレッド】・・ウェズリーがショーンとブラインドデートをして怒って帰るところ転び、その時に親切に介抱してくれたイケメン男性。

ロビー・アメル(Robbie Amell)
1988年カナダの俳優・プロデューサー
2018年の映画『理想の男になる方法』のイーサン役。
(↑トムクルーズの顔を、やわらかく、優しくしたような感じ。イケメンなので応援しています。)

 

【アンゲル・デ・ラ・パス】・・メキシコでリトリートをしている美しいシャーマン

ヘザー・グラハム(Heather Graham)
1970年アメリカ生まれの女優でありモデル。

2009年の『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』や2013年の『ハングオーバー!!! 最後の反省会』のジェイド役
2020年映画『ラブ・ギャランティード』ではインフルエンサーのタマラ・テイラー役。

 

■映画『デスペラードス ~崖っぷち女子旅~』の感想

あまり評価がよくない映画のようですが、私は全く気にしません。
映画には必ず、何かしら伝えたいメッセージがあって、それが響く人もいれば、何も響かないことだってあるから。

映画は単なる娯楽だけれど、実際に映画をみて、自分が「ハッ」と感じたことがあれば、それだけでOK。

自分の感覚を研ぎ澄ませて、こんなことを言いたいのかな、あんなことを伝えたいのと想像をめぐらすも楽しいもの。

今回の映画では、恋人に好かれるために本当の自分を隠し、偽りの自分を演じ続けるよりも、ありのままの自分を見せて、そんな自分でも愛してくれる人が本物の恋人なんじゃないの?と教えてくれている。

そして、自分が問題を抱えていると、ついつい人は自分だけが大変で、みじめで、取り残されているみたいに感じ、周りの人が心配したり気にかけていることがわからずに、勝手に一人ぼっちだと孤独感をどんどん募らせてしまう。

でも、実は誰しも、何やかやと大なり小なり問題を抱えているし、自分が気付かないだけで、自分の幸せをちゃんと祈っている存在もいるんだよ、と。

『デスペラードス ~崖っぷち女子旅~』はドタバタのラブコメだけれど、「ありのままでいようよ!」「人は決して孤独じゃないんだよ」ということも教えているようだった。

※補足※
映画の舞台となったのは、ハリウッドセレブも御用達のリゾート、メキシコのロスカボスで、ロサンゼルスからは、飛行機で2時間の距離。
ウェズリーがジャレッドを空港に向かいに行けるはずですね。

この点がもやもやしている人も多いのでは・・・

■映画『デスペラードス ~崖っぷち女子旅~』のタイトル評

原題『Desperados』を そのまま『デスペラードス』としてカタカナの邦題にするだけでなく、『デスペラードス ~崖っぷち女子旅~』とサブタイトルがつけられている。

Desperado とは、無法者、犯罪者、命知らずという意味。
映画のタイトルは、Desperadosなので、その複数形。

主人公のウェズリーだけでなく、ほかの二人もDesperadoということになる。

う~ん、でも、ブルックとケイリーは、それほどデスペラードではない気がするけれどね。ただ、サブタイトルに「女子旅」と入れるのであれば、複数形じゃないとおかしいので、「デスペラードス」のように、最後に「エス」を付けたのかな…と解釈しています。

この邦題で気に入っているのは、「崖っぷち」という言葉と響き。

もしも、この映画のタイトルが、『デスペラードス ~女子旅~』だとしたら?
デスペラードの意味がピンとこない人の気をひかないかもしれません。

そこに、「崖っぷち」という言葉があると、危なげだけれど、コメディ要素もあるということがよく伝わってきます。

なので、私は、この「崖っぷち」というアイデア出した人を尊敬いたします^^